子猫便り



 ロナはとても人懐っこい子猫で、部屋にはいって名前を呼ぶだけで、もうすぐにゴロゴロ音が出てきます(この点、ふくちゃんと同じタイプです。ふくちゃんは隣で寝ている猫をなでただけ、もしくはそばに近寄っただけでゴロゴロ言います)。
 顔を寄せると湿った小さな鼻でチュッしてくれますし、指にじゃれついたり(これがまるだと、「手」にじゃれついて、傷だらけになりますが、ロナは小さいのでじゃれつくのは「指」で、傷もつきません)、人の周りを背中をすりつけながら歩き回って、もたれて寝転んだり、そのあいだ、ずっと大きな音でゴロゴロ言い続けています。
 誰も部屋にいないと、小さな段ボール箱にタオルを敷いて作ったベッド(こんな小さな箱に入れるという事実がまた可愛いのです。まるやぼんだと、せいぜい頭を突っ込むくらいです)の中で寝ていますが、時々、にゃーにゃー鳴いています。
 ひまなときだと、行って相手をしてあげるのですが、どうしても手が離せないときもあります。ロナがしばらくにゃーにゃー鳴いていると、大人の猫が、部屋の扉の前に立って、聞き耳を立てています。
 どう思って聞いているのかはわかりませんが(たぶん「またややこしいのが来た」)、ただひとりぼんだけは、可愛い声で鳴き返してあげています。ぼんは性格が優しいので、もしかしたら面倒見の良いお兄さんになってくれるかも、とちょっと期待しています。
 早くみんなと会わせたいのですが、ロナにノミが2匹見つかったので、ノミを完全に退治するまで、もうしばらくお預けです。



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