縁堂の中国(上海)日記

中国(主に上海)で感じた面白いことを載せてみました♪
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初一(1月1日)  新年快楽~♪

2008年02月07日 00時36分44秒 | 街並み

「年」という漢字の成り立ちは、甲骨文字からも分かるように、農作物の収穫と深く係わり合いがあり、穀物の収穫を意味しています。それだけ農業と1年の移ろいは切り離すことができません。そのため中国では漢民族だけでなく、他の多くの少数民族も春節を迎えます。

中国だけでなく、韓国、ベトナムなど他のアジアの国々でも旧正月は盛大に迎えます。

そういう日本も明治維新までは大陰暦でした。アジアの国のひとつなのです。

農耕民族は自然とマッチした生活しなければなりません(その意味で大陰暦は実に良く考えられていると思います)。

それが太陽暦に変わり、便利さの追求が食べ物を年中食べたい時手に入るようになりました。暑さや寒さも室内でエアコンを使用すると年中一定温度の中にいることが可能になりました。移動に関しても時間短縮が進み今もそれを追及しています。

そうした結果(未だ本当の結果は出ていません)、自然破壊による異常気象や人間のために作られた筈の薬品が毒と化し食物に入るようになりました。

 

春節の時期に北方では餃子を家族で作り、食べることはあまりにも有名です。南方ではワンタンがこれに相当しますが、しかし上海では餃子を食べる習慣は北方ほど盛んではありません。

 昨今、日本のマスコミで毒入り餃子が問題になっていますが、餃子は本来非常におめでたい食べ物で、日本でいうとお赤飯などにも匹敵する意味合いを持っています。

 除夕にあたる大年三十から女性たちを中心に家族が集まって餃子をつくる下ごしらえ始めます。そして春節の1日目、初一から5日目の初五にかけて餃子を食べます。

 

人類が便利さを追求するあまり、大自然をないがしろにしてきました。それだけでなく人間同士争っています。

本当の意味の((新年快楽))と言えるように、アジアの農耕民族は本来の生き方に変えていかなければならないと思います。

春節を彩る上海・豫園の湖心亭です。<上海エクスプローラーより>

 

日本人も同じアジアの農耕民族です。

アジアの人々が手を取り合い、この自然を大事にしながら生きていく農耕民族の生き方を世界に発信していければ良いな~と思います。



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