上海に行き始めて２～３度目の時、電車で蘇州に行きました。
隣り合わせた人に
＜この電車は蘇州に到着するまでいくつ停車しますか？＞
と、ガイドブック片手に中国語で尋ねていたら、前の席にいた青年の一人が
＜日本語少し解りますよ＞
と、話し掛けてきてくれました♪
なんでも、広州の日系企業に勤めていたらしく、これから蘇州の知り合い（もう一人の青年）のところで働くことになったとかで、乗り合わせることになったわけです。
私は
＜蘇州の刺繍を見たい、両面刺繍を見たい＞
と話したら、なんと
＜案内しましょう＞
と、１日ガイドしてくれました。
広州からのスーツケースをガラガラ引きずりながら、途中怪しいガイドが
まとわり付くのも跳ね除けて、、、！
お別れの際、お礼を差し上げようとしたら
＜そんな恥ずかしいことはしないでくれ＞
と、拒否！！
それでは、こちらの気持ちがオサマラナイカラ、ちょうどスーツケースが壊れてしまったので、新しいのを選んでもらい、それで良しとしてもらった。
帰りの電車のホームまで入り見送りをしてくれました。
実に爽やかで遠慮深くて、上海（中国）を気に入ったのも彼らのような純粋な若者と会ったのが大きな理由になります。
更に、帰りの電車で向かい合わせたお嬢さんも日本語を勉強中ということで
上海に着くまで日本語の先生をさせて頂きました。
私が出会った中国の方達はこのように皆さん親日的で、且つ、向上心を持って
勉学に仕事に打ち込んでいます。
私のような得体の知れないオヤジに対しても、明るく楽しく接してくれて～{
こういう始まりだったので、今も上海に夢中なのです
