新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

NHK「大河ドラマ「光る君へ」」のブームに煽られて紫式部縁のお寺、石山寺を参拝する…中篇

2024-07-21 06:51:26 | 歴史史跡

NHK「大河ドラマ「光る君へ」」のブームに煽られて

出かけた…

紫式部縁のお寺、石山寺参拝記の続き

 

おお、ご神木
樹木からパワーをいただこうとナデナデ

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天平時代って
奈良時代からの…もう、それなら(奈良)、間違いなく神が宿ってることでしょうね

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石山寺御影堂

室町時代建立
宝形造で、檜皮葺の屋根を持つ建物

弘法大師と石山寺第三代座主淳祐内供の遺影を安置するお堂

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全国を行脚していた
弘法大師さま
こんなに近くで拝顔できたのは、はじめてかも

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石山寺硅灰石
国の天然記念物に指定された珪灰石の岩塊

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説明板は
日光が反射して
詠みにくい…


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境内のいたるところで露出している硅灰石

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本堂は国の天然記念物の珪灰石という巨大な岩盤の上に建ち、これが寺名の由来となっているとか

蓮如堂
江戸時代に建立
本堂の東側にあり、硅灰石の崖に建立

建物は桁行五間、梁間四間の懸造で、屋根は入母屋造、桟瓦葺
当初は三十八所権現社の拝殿として建築されたもので、明治以降は蓮如上人6歳の御影や遺品を祀る堂として使用されているらしい…


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合掌…

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さてさて本堂へと

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石山寺本堂の説明板


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本堂内は撮影禁止でございました…

本堂は
国の天然記念物の珪灰石の岩盤上に…
崖の上に建つ"懸造り"

1096年建立
正堂は滋賀県最古の建築物、礼堂は1602年に淀殿の寄進で改築されたとのこと


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青モミジが色鮮やか…
紅葉(こうよう)の季節にくると、気分が高揚(こうよう)するだろうな


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さてさて内陣拝観
別途料金を払って(スーパーセット券で支払い済み)
本堂の内部へ

ああ、涼し!!
大型扇風機が廻ってて、めちゃ涼しい…
やっぱ、特別にお金を支払っただけあって涼しい!!!
ってことじゃなくて

本堂中心にある須弥壇をぐるっと廻ることができます
ご本尊は、平安時代に作られた秘仏の如意輪観音、

両脇侍とともに内陣の厨子に安置されてるそう
これは日本で唯一の勅封秘仏で、33年に1度のご開帳と、天皇の即位の翌年にご開帳されるとのことで
普段は、宮殿と呼ばれる巨大な厨子の中
…なので代わりに須弥壇の中心に鎮座されてる「御前立尊さま」の廻りをぐるっと
本堂の内陣にはたくさんの仏像が…
まるで、ちょっとした博物館の「〇〇展」くらいに数多くの仏像が安置

まずは「御前立尊さま」に合掌
正面左側に不動明王坐像
右側に薬師如来坐像その周りに十二神将
その裏側に、良弁像、吉祥天像、金剛蔵王権現の心木
金剛蔵王権現の心木は創建当初のものらしい…
お堂の右奥に大きな毘沙門天と、それよりは小さめの増長天に持国天
もう歴史を感じて…圧倒されるほどの仏像は、見応えたっぷり
せっかく石山寺参拝にいくなら、別途料金はかかるものの、
歴史を感じる仏様にめちゃ近づける
内陣拝観はした方がいい!!


さて、この本堂の一角にある

「源氏の間」

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1004年8月15日石山寺に参籠中だった紫式部は、中秋の名月が琵琶湖に映る美しい景色を見て、この部屋で「源氏物語」を書き始めたそうな…

冒頭の「桐壺」の巻からではなく…
「須磨」「明石」の巻の
一節を書きとめたようで…

そんな紫式部が、微動たりしませんが…お子様連れでいました!いました!

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NHK大河「光る君へ」では
道長と、たった一度の逢引きをこの石山寺で…
このお寺で…今で言う不倫???
今の人々の感覚ならお寺では…しないよね???
で、なんと、たったの一度でご懐妊
後ろに立ってるのは、そのときの娘でしょうか…


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さて本堂を離れ

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続いては
「三十八所権現社」
天智天皇までの歴代天皇を祀る石山寺の鎮守社
一間社流造、檜皮葺で、本堂の東側の硅灰石の上に建立


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本堂前の国の天然記念物の珪灰石を上から見下ろす…
緑が眩しい…
この光景、おそらく紫式部が何度も眺めていたに違いない…

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さらに石段を登ると
経蔵

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桁行三間 梁間二間 校倉 切妻造 桟瓦葺
県下における数少ない校倉造の遺構の一つ

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経典を収めるための経蔵の床下…そこには
安産の腰掛石が…
紫式部も腰を下ろしたのでしょうか…
柱にさらしが巻きつけてあり、座布団が敷いてある…安産の腰掛石
でも、身重でここまで上ってくるのも、けっこう大変な気がする


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そのそばには
紫式部の供養塔

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宝篋印塔の笠を3つ重ねた三重宝篋印塔に
合掌…

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そして、松尾芭蕉の句碑

「曙は まだむらさきに ほととぎす」

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では、松尾バショウを敬愛する
私こと「松尾ドショウ」もここで一句

松尾芭蕉が

「曙は まだむらさきに ほととぎす」

こう詠んだのなら

松尾ドショウは…

「あぁ下痢だ また間にあって ほっとする」

お腹が痛かったけど、トイレに駆け込んでほっとしたことよ

そうそう石山寺
境内はめちゃ広いのに、トイレは入山料を支払う受付のところしかありませんから、ご注意を…


鐘楼

源頼朝の寄進と伝わる建造物
鎌倉時代建立


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さらに石段を登り
多宝塔

こちらも源頼朝公による寄進と伝えられ
下層の須弥壇上框裏面の墨書により1194年に建立されたことが判明されたとのこと
日本三大多宝塔の一つ
現存最古の多宝塔だそうな

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ご本尊は快慶作、大日如来坐像…

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光が反射して、めちゃ読みにくい説明板

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若宮
2002年の建立
ご祭神は天照皇大神
「祭神に天照大神を拝し大友皇子(弘文天皇)を崇める…壬申の乱の折、この地に葬られ古来より寺僧により手厚く密かに供養されてきました…三十八所権現が親神に当ります」と記された説明板

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そして
石山寺宝篋印塔

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宝篋印塔、源頼朝供養塔と

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左が頼朝の姫の乳母と伝わる亀ヶ谷禅尼の供養塔

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めかくし岩
多宝塔の西側に立つ石造宝塔
鎌倉時代の作


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目隠しをして塔身を抱きとめることができれば願い事が叶うとか

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私、抱きしめてみたものの、抱きしめることが願いだったごとく、他に何も願ってなくて…
ああ、抱きしめれてよかった

♩抱きしめたい~抱きしめたい~抱きしめたい~
byジュリー


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抱きしめたところで

今回も長くなっているので、次回に続く…



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