新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

「家康公は岡崎で二度生まれた」…岡崎・大樹寺を参拝する!!

2020-01-19 08:12:39 | 歴史史跡



「家康公は岡崎で二度生まれた」



このキャッチコピーを掲げている

岡崎は
松平家・徳川将軍家の菩提寺として名高い


大樹寺
へ行く!!


あの…
「家康公は岡崎で二度生まれた」とありますけど…



この大樹寺で家康公がゾンビとなって蘇ったということではありませんので
勘違いなさらないように…笑



桶狭間の戦いで、徳川家康(松平元康)(19歳)は今川軍として
敵の織田軍に囲まれた大高城に食料を運び入れるような危険な仕事をしていたらしい…


桶狭間合戦により今川義元公が討死
徳川家康も当然織田軍に追われ
少数の家臣と逃げ込んだのが菩提寺である
この大樹寺であった
とのこと


先祖の墓前で自害しようとしたところ
13代住職登誉上人から
「厭離穢土欣求浄土」という言葉をいただき
自害を思いとどまったとか…







「厭離穢土欣求浄土」とは

苦悩の多い穢れたこの世を厭(いと)い離れたいと願い
心から欣(よろこ)んで平和な極楽浄土を冀(こいねが)うこと




これが
家康公にとって
「自害」するのをやめて
生きて行こうと前向きに思える
「座右の銘」になりえたような
温かい「ホトケの道」の言葉だったんですね…



だから
けしてゾンビとなって
蘇ったということではありません!!…笑




さらには
そのとき
織田軍からの追手が大樹寺にも来ていましたが
大樹寺の僧侶たちが体を張って家康を守ったとか…
多くの僧侶たちが家康公を守ろうとし…
討死した僧侶も多くいたとか…



僧侶も戦う??
ホント
凄い時代
ですよね…


そんな
家康公縁のお寺
大樹寺を今回はどどっと紹介しますっ!











大樹寺山門


もう…想像以上のデカさ…荘厳さに驚きを隠せない…





三代将軍徳川家光公が建立したと伝えられていて
楼上に掲げてある「大樹寺」の勅額は、後奈良天皇宸筆だとか…


境内から山門を通してその真ん中に岡崎城が見えるとのこと…
大樹寺の参道から岡崎城が見えるこのラインをビスタラインといい
今でもマンションなどの高層ビルが建てられないようにしているとか…










山門の横に放置されていた
立てかけられてた木…
徳川家光公が建立したときに
余った木でしょうか…??







山門から
道路を挟んでは
岡崎市立の小学校が…






おそらく
家康公みたいな有望な人間が
育っていることでしょう!!???


多くの卒業生が
不動産業に勤めて???

顧客に…

「この家、安いで…(この家やすいで…)」…汗




気を取り直して…苦笑


小学校に残る
大樹寺の土塀…









境内にも
土塀が残ってました…








さてさて
境内に入って左側奥にあるのが


多宝塔











一層は方形、二層は円形の格調高い
多宝塔


なんでも…これは室町時代のものであるらしい…
ってことはこの多宝塔は逃げてきた
徳川家康公とご対面しているという訳でありまして…
いやあ「古へのロマン」が広がりますなあ…


損壊のため
近づけません!!





ちゃんと「ふりがな」が
ふってあって
子供にもわかる…
ちょいとした
優しい心遣い…笑


山門から多宝塔に向かう参道には
昭和58年度家康公ドラマ記念樹が…






きっと
昭和58年度には
今の「麒麟がくる」の明智光秀公縁の地のよーに
どどっと…この大樹寺に人が押し寄せたことでしょう!!


そのまわりには
不可解な石仏が…あちこちに








「考える人」…

考えながら
ぶつぶつ…言ってるのかもしれませんなぁ…



ぶつぶつ…仏仏…ホトケだけにね…笑








TVみながら
ゴロゴロしてる
休日のお父さんに見えますなあ…






「いてててて…」


これは私が肉離れを起こして
歩行不能になった瞬間に
そっくりですなあ…笑







これなんか
全裸の上からコートのみを着用した状態の人に
一瞬とは言え、そうみえちゃったことに
心から反省…




間違いなく
石仏です!!仏様です!!!



こちらは
明らかに仏様だとわかりますよね…







鐘楼

これは徳川家光公建立とのこと





その横には
松本たかしさんの句碑が…










スミマセン!知らない方ですが…
やなせたかしさんなら聞いたことがあるけど
…それ「アンパンマン」やないか!!


鐘楼の奥は
熊野権現社











忠魂碑














まさに
開運をもらさせてくれそうな
お地蔵様…













リアルにおばさまっぽい
石仏に…






さすが…徳川家の菩提寺らしく
武将姿の石仏…







いやあ…私のよーな
石仏マニアにはたまらない!たまらない!!


他にも
人形供養塔
安産子育観音様









安産子育観音様の足元で
子供たちが押しくらまんじゅう???





さらに
お地蔵さま…
こんな仏像がいたるところに…
はい…私はもう楽しくて
あっちウロウロ、こっちウロウロ…





豊国稲荷



お寺の境内に神社があるのはよくあるけど…
豊国稲荷って豊国神社と関係があるのかなあ…
だとしたら摩訶不思議…
徳川家ゆかりの地に豊臣家縁の稲荷があるなんて…

(ちなみに豊国神社は豊臣秀吉を祀っている神社であります…)




でも…そんな豊臣秀吉の影を吹き飛ばす???ように…


徳川家の菩提寺ならでは…と
本堂前には

徳川家康公が…どどんと…鎮座…


夢枕に現れた家康公の姿を
徳川家光が狩野探幽に描かせた『東照大権現霊夢像』を元に作られた石像
だそうで



この家康公…わりと新しめで
石がピカピカしていました…笑


平成27年
4年前に作られたようで…







本堂の左側
お墓の奥には

廟所がありまして…













徳川家康公墓所と
松平八代墓所














扉の廻りの鉄が錆びてても
徳川の家紋が黒光りしています…





ここにも
徳川の家紋





その扉の奥には









徳川家康公墓所




松平八代墓所






4代の松平親忠が大樹寺建立の際に先祖の墓を移し、廟所を創建
家康の一周忌の1617年に徳川秀忠が廟所の修復・再建をしたそうな




さらに…


この柵の向こうは
徳川家康を守ろうとして
亡くなった…僧侶たちのお墓らしい…








教科書や…他のお城等で
肖像画等でお会いした徳川家康公に合掌


松平家で
名前もあまり知らない
8代の方々に合掌


名前も知らない
どなたかもわからない…
織田軍に討たれてなくなった
お坊さんたちに…合掌!!


さてさて
境内をあちこち観た後に


手水舎で
可能な限り…手と同様、心も清めて…苦笑




本堂へと…












本堂に辿り着くまで
境内をあっちウロウロ、こっちウロウロと
1時間以上…笑

もう…
家康マニアには
私のような石仏マニア…笑…には
タマラナイ大樹寺



無病息災を願いながら
合掌し







本堂の中に入れば
それは…もう…感動の一言…






デカい…めちゃめちゃデカい


木造の阿弥陀如来さま
が…






後背には
数えた訳ではないけど
999体くらいの
いや1001体くらいの…

はい…
千体の阿弥陀仏が…



もう…感動!感動!!
大樹寺にきてよかった…



さらには…
それは荘厳なる本堂の装飾で…






大樹寺についての案内音声に従って
合掌!…


本堂左側には


春日局の念持仏が…
それはもうピッカピカで…









右側には
善導大師さまが合掌なさっておりました…







ここまでは
無料で…お賽銭のみで拝めますが


さらに…ここで拝観料をおさめると…









大方丈、収蔵庫、位牌堂を拝観することができます!!


あの…
このブログを読んで

これから
大樹寺に行こうと思っている方に

アドバイスするなら
400円の拝観料を払って
大方丈、収蔵庫、位牌堂をみておいた方が絶対いい!!…笑


みると…徳川家のことがよくわかって
徳川家が好きになるかも…

徳川家が好きな方は
もっと徳川家が好きになるかも…


あ、有料エリアでは
写真撮影禁止でありました…

「大方丈」は大名が「大樹寺」を訪れた時に使われたようで…
大名の格式によって、「上段の間」「下段の間」といったように
使う部屋がわかれていたようで…

投じは
「仏の前」でも平等…じゃなかったんですね…
「仏の前」でも格差社会…
なんだか???マークがいっぱい…
頭の中を駆け巡りましたけど…


でも
なんせ
徳川家…ですからね…





「大方丈」の部屋の一角には
家康を追い大樹寺にやってきた織田軍に対して
寺の貫木を抜き取って蹴散らした怪力の祖洞坊の活躍ついての案内説明がありました…

またその時の貫木を「貫木」として祀ってありました…



そうそう…
「大方丈」の廊下の窓を開けると
そこには


家康公が19歳のときにお手植えされたという
しいの木」が…







「しっかり、しぃ!!」


どこからか声が聞こえてきたような…





さてさて
所蔵庫には「大方丈」にあった
襖絵の展示が…これまた色鮮やかに復元してあり
その荘厳さに感動モノ…


さらに感動を通り越してただ…ただ…
凄いと思ったのが
位牌堂…


ここには
なんと…
松平家・徳川家の位牌がどどっと並べられている…





徳川家の位牌は…生きていた頃の
身長の高さに合わせて作られているようで


2代将軍秀忠の位牌は妻のお江と並んでいました…
夫婦で並んでいるのはここだけだとか…




さらに…
教科書でみたことのある
家康公の木像
がありまして…
これは3代将軍、家光公の頃に家康公の33回忌に合わせて造られたとか…




位牌を眺めていて驚いたのは
5代将軍綱吉の背の低かったこと…
身長は
家康:159cm
秀忠:160cm
家光:157cm
家綱:158cm


だったのに


綱吉はたったの124cm

背が低くて

かなワン


と思って
犬を大切にする
生類憐みの令」を定めたのでしょうか!!


ちなみに


そんな綱吉公の
好きな食べ物知ってる??


それは

きっと


たくワン


えっ??そんなふうには
おもワンって??


でも
実に
個性的…で



ナンバー・ワンではないけれども
オンリー・ワン!!であったのは間違いない…


そんな「世界に一つだけの大樹寺」


岡崎に来た時は
ぜひ…大樹寺に…



「家康公は岡崎で二度生まれた」


でも

「家康公はゾンビじゃなかった…」


ってことが…よく理解できますから…???


そんなこと
大樹寺に行かんでもわかってるがな…笑










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