蝸牛の歩み

「お話」を作ってみたくなりました。理由はそれだけです。やってみたら結構面白く、「やりたいこと」の一つになっています。

夕陽

2015-12-27 09:38:14 | 日記
 夕陽が沈むを見るのは悲しい。
 今日あったいろんなことを思い出させてくれる。
 良いこともあった。辛いこともあった。心が折れるようなこともあった。
 つまらないことも、腹の立つことも、嬉しかったことも。
 西の空の雲が茜色に染まるとき、自分の存在のちっぽけさを思い知らせてくれる。
 あれほどたくさんあった雲が、今はたった一つだけ浮かんでいる。雲は寂しくないんだろうか。
 死にはしないけれど、死にたくなる。行きがかり上死んではいけないし、どうせ死ぬんだから急ぐことはない。でも、死にたくなることってあるよね。
 夜の帳が下りる頃になると、心のなかが空っぽになっていく。そうでなければ眠れるものじゃない。
 身も心も空っぽになって、そこを夜が満たしてくれる。