蝸牛の歩み

「お話」を作ってみたくなりました。理由はそれだけです。やってみたら結構面白く、「やりたいこと」の一つになっています。

国際紛争解決の一方法

2015-12-14 11:18:07 | 日記
 A国とB国との間で紛争が発生し、交渉を重ねた結果物別れに終わった場合、つまり、もう戦争しかない!となった時、頭を冷やしてほしいなと思う。戦争になったら、双方合わせて何万人という人が死ぬことになる。そして、現代に近づくほど民間人の死傷者が、全死傷者の中に占める割合が高くなっているという傾向にある。
 なので、以下の方法を提案したい。

 まず、カキフライを50個ほど用意して、積み上げる。
 そのカキフライには、最下段から一から始まる数字を食紅で、時計回りに書いていく。一段目が終わったら、二段目からはランダムに、しかし順番になるように数字を書いていく。数字の書かれていないカキフライが出て来たら、新しい数字を書いていく。

 さいころを用意する。
 さいころを振って大きな数字が出たほうが勝ち。小さな数字の方は、番号順にカキフライを食べていく。
 使用するのは、箸でも、つまようじでも、串でも、フォークでもいい。
 カキフライの山が崩れたら負けである。

 そこで、別のテーブルに置いてあるリボルバー式のピストルをこめかみに当てて引き金を引く。弾は一発しか入っていない。ロシアンルーレットという奴である。

 一発目でかたがつかなかったらどうするか。
 つぎは、里芋の煮っ転がしを積み上げる。
 これで勝負がつかなかったら、次はマカロン、芝麻球(チーマーカオ)、マカデミアチョコ。
 それでも勝負がつかなかったら?

 やはり食事の締めはコーヒーだろう。デミタスカップで。片方のカップに無味無臭の猛毒が入っている。
 この勝負に出場しなければならないのは、国家の最高権力者。影武者を使わないように、本人のDNAとの照合がまず行われ、勝負が始まる。
 
 たった一人死ぬだけで、紛争は解決する。勝負を免れたかったら、話し合いで解決するしかない。そう腹をくくれば、解決しない問題はない。解決しないのは、自分は死なない、この戦争は勝てると思っているからだ。