蝸牛の歩み

「お話」を作ってみたくなりました。理由はそれだけです。やってみたら結構面白く、「やりたいこと」の一つになっています。

螺髪についての一考察

2015-12-08 16:43:47 | 日記
 「このため東大寺では東京大学生産技術研究所の大石岳史准教授のグループに調査を依頼し、レーザー光線を使って詳しく分析しました。
その結果、大仏の頭の螺髪の数は全部で492個で、このうち9個が現在は外れているとみられることが分かったということです。」
 とNHKで報じられていた。問題は、9個である。「外れている」と書いてある。「外れた」螺髪はどうなったのか?ホントに「外れた」のか、「外した」のか?
気になって眠れない。
 東大寺大仏の場合 直径約18センチ、高さ約30センチだという。
 螺髪の「螺」とは、「巻貝」という意味。ガンダーラあたりでは、軽くウェーブのかかったヘアスタイル(ギリシャ風)だったのが、マトゥラーあたりで、巻貝状になったという。なぜだ?
 一寸見ただけの印象としては、「パンチパーマ」に似ている。釈迦の像、特にヘアスタイルに何があったというのだろうか。
 一番わかりやすい説明としては、「パンチパーマ」に価値を見出す集団が、螺髪を考え出したということではないか。つまり、マトゥラー一帯を支配していた集団は、コンビニの前でウンコ坐りしてパンチパーマをかけているような、ヤンキーではなかったかというこれまで誰も言ったことのない仮説が登場する。第一、釈迦自体、妻と子を捨てて出家している。出家をさかさまにすると「家出」ということになる。ここからどのような衝撃の結論が出てくるのか。それは、釈迦は妻と子を捨てて家出をし、ヤンキーの集団に身を投じたという過去があったということではないか。
 さて、螺髪である。私は、幕末の混乱に乗じて「外されて」、海外に流出したものとにらんでいる。
 根拠はある。
 最初は、「珍しい日本のエキゾチックな巻貝風の置物」として眺めていたのだろうが、そのうちの誰かが、「!」とひらめいたのである。それは何か?
ソフトクリームである。現在のソフトクリームの形が螺髪から来ている!私はこの大発見に興奮し、某ソフトクリーム屋に走り、形の類似を確かめた。

 ソフトクリームを食べる時に、螺髪に思いをはせる・・・。知的である。