借り上げ住宅訴訟
和解協議打ち切り
神戸市と80歳女性
借り上げ住宅訴訟、和解協議打ち切り 神戸市と80歳女性
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201807/0011413000.shtml
阪神・淡路大震災の被災者向けの借り上げ復興住宅「キャナルタウンウェスト」4号棟(神戸市兵庫
区)で暮らす女性(80)に対し、20年の借り上げ期間が過ぎたとして、神戸市が住宅明け渡しを求め
た大阪高裁(山田陽三裁判長)控訴審の和解協議が3日、打ち切られた。
判決は10月12日の予定。
昨年10月の一審神戸地裁判決は女性に住宅明け渡しを命じた。市と女性側弁護団によると、5月から
続いていた和解協議では明け渡しを主張する市と、継続入居を求める女性側が折り合わなかったという。
取材に弁護団は「女性は持病などがあり、今の住宅でこそ在宅で生活できる」とし、神戸市住宅整備課
は「司法の判断に委ねたい」とした。借り上げ復興住宅を巡って神戸市は計9世帯を提訴。
うち1世帯は部屋を明け渡す内容で和解したが、残る世帯は継続入居を求めている。