地上の御花見シーズンにも愛が見られます。
それは親切、寛容、施しとなって表現されています。
旧交を温め、縁を確認し、離ればなれになった人が一堂に会するということにも、愛が見られます。
また、これまでの恨みは忘れようという決意もさせます。
しかし残念でならないのは、それに先立って大量の動物が殺害されることです。
物言わぬ神の子が、無益な犠牲にされていることです。
人間の堕落した享楽ごとが、そうした恐ろしい虐殺によって呪われるとは、何と悲しいことでしょう。
なぜ新たなる生命の息吹く春を呪うために、罪のない動物の血が流れねばならないのでしょう。
これはまさに地上のはりつけです。
罪なき動物に流血の犠牲を強いて春を呪うとは……。
いつの日か、愛と哀れみと慈悲と責任が人間を動かし、助けを求める動物たちへの態度を改めるでしょう。
そうした資質が発揮されれば、罪のない動物への容赦ない流血と残酷と無益な実験がなくなるでしょう。
地上に真実の平和が訪れ、狼と小羊が並んで寝そべるようになるでしょう。
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