シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

三河島の韓国

2006-06-15 12:26:38 | 旅・町歩き
初めて降りる駅。初めて歩く町。
そこで出会うもの、発見するものは、
どれも感動してしまう。

昨日、初めての駅に降りたった。
JR常磐線「三河島」。日暮里から一つ目の駅。
これだけ東京にいて、いろいろな駅に降りたが、
この「三河島」は初めてだった。

昭和37年5月3日。
あの「三河島事故」が起きた駅である。
当時から、過密ダイヤが招いた事故、と言われたが、
昨年の、尼崎脱線事故も同様だ。
教訓は生かされているのか、と思う。

ともかく駅を出て、
右も左もわからぬ町だったが、一本の狭い道に入る。
なんとそこに現れた光景は、
韓国語の並ぶ看板だった。

韓国料理の店、キムチの販売店など、
赤や黄色の看板が並ぶ。
あとで知ったが、
ここ三河島は、韓国・済州島出身の人々が住み着いた町だ。
当然、韓国の店が並ぶわけだ。

東上野や、大阪・鶴橋の「コリアンタウン」も行ったが、
三河島のそれは、小規模だ。
しかし、ここで暮らす人達のエネルギーを思う。

キムチは大好きな私。
何か買って帰りたかったが、
電車なので、少しためらってしまった。
以前、大阪・鶴橋で山ほど買って新幹線に乗ったが、
匂いがきつく、ずっとデッキに立って帰って来たからだ。
今回は、地元・東京とはいえ、
車ででも来た時に・・と思い直した。

韓国の人々が、一つの町に住んでタウンを築いている背景には、
必ず戦争や支配が絡む。
でも、今は地域と一体になって歩んでいる時代である。
ここ、三河島の地域センターでも、
ハングル語講座が開かれたりしている。

折りしも、サッカーW杯の真っ最中だが、
日本人でも、韓国の試合を気にしている人が多い。
前回は日韓共催だった。
「仲間」意識は、世界を通じても、小さな三河島の町でも繋がっている。
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