シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

退会記念

2008-03-03 10:02:33 | ファッション・コスメ
勤めているデパートでは、
今日まで、ひな祭りのお雛様が飾られている。

そして、明日からは、
ホワイトデーへのギフトに変わる。

1日土曜日の、
ジュエリーフロアでの、朝礼の挨拶だ。

「今日から、この売り場にいらっしゃる男性客の100%は、
 ホワイトデーのお品のお客様です。
 ここは、男性の方は、とても入りづらい。
 ショーケースを、ちょっと覗きこんでいる方がいましたら、
 『お探し物は何でしょうか?』と、声を掛けて下さい」


実は来月、
私自身が、ネックレスをプレゼントされる予定だ。
しかも、男性から。

私は、地域活動のリーダーをしてきたが、
今月末で任期満了。退会するのだ。

毎年、リーダーを務めた方には、
会の仲間から、退会記念品が贈られる。
今までは、ほとんどの方が、
高級腕時計や、ライターを贈られた。

しかし私は、
腕時計など、別に高価な物はいらないし、
タバコも吸わないので、ライターもいらない。

先日、仲間の幹事から訊かれた。
『カノンさん、何か欲しいものありますか?』


その時、ふと何気なく、
「腕時計より、ネックレスのほうが嬉しいかも」
と答えた。

幹事の彼は、
『ネックレス!いいですね。僕が見つけてきます』


彼自身も、ジュエリーが大好きで、
ブルガリのネックレスをしている男性だ。
何を贈ったらいいか、迷っていた彼にとって、
いわばピッタリの探し物になったようだ。

私は、ネックレスを何本か持っているが、
どれも、オモチャのような安物だ。
きちんとした物が、一本欲しかった。
なので、ブルガリ・・まではいかないまでも、
彼のような物は、一つ必要だと感じていた。

ただし私は、男性用ではなく、
女性用の、細く短いサイズが欲しいのである。
彼も、了解してくれた。


歴代のリーダーの中で、
ジュエリーを贈られた人はいなかった。
私は、一番風変わりなリーダーだったのかもしれない。


ホワイトデーに、
ジュエリーを贈った経験などない私だが、
自分が戴けるという、不思議な身。

そして、幹事の彼なら、
『お探し物は?』などと訊かれる前に、
進んで店内に探しに行くだろう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 情報通の人 | トップ | キットカットとチロルチョコ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ファッション・コスメ」カテゴリの最新記事