カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

9月の終わりのある夜のこと 

2010-10-07 | エッセイ
ぐっすりと、ほとんど泥のように眠っていたのに、ふっと眼が覚めた。真夜中だということは分かった。その数秒後、部屋の壁を通して聞こえるか聞こえないかの夜の街の気配が異様なくらい手に取るように感じられた。そして、遠くで街の一角がかすかに動くピッと言う音の様な動きの様な気配が聞こえたのである。それは音として聞こえたのだと思う。そしてその直後、もしかしてと思うその予想通り、地震がきた。震度は弱そうだったが身体にはっきりと感じられる揺れだった。最初のピッと言う音の様な動きの様な気配が確かだったことに、その事に驚いた。直ぐに起きて階下へ降り、TVをつけた。ニュースをやっていた。千葉北部で震度3ということだった。時計の針は午前3時を指していた。


                                         
 
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