カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

01Jun2010という一日。

2010-06-01 | エッセイ


iPadの発売開始を機に、電子出版を考える出版社が動き始めているそうだ。用心深いのか、なんなのか、右見て左を見て、iPadの発売を信号がわりに、足並みそろえて、という感じだ。今まで、何千年も続いてきた、紙の上の印刷物を捨てる先兵にされそうなので、慎重になっているのだろうか。大変革期であったと後で気づく、ということだろうか。気づいたら大きなものを失っていたということにもなりかねないということか。自分たちだけが先駆けになるのは、何か、不安なものを感じるのだろうか。

出版界は、みんな一緒に挑戦するようである。

世界の、外国の人々がどうであるかは知らない。

今日から6月・・・。


                                       
                                        

 紙というのが出て来たので、少し調べてみた。何千年も続いてきたと書いたので、果たしてそうだったか、と思ったのである。また印刷物と書いてはみたが、正確に言うと、印刷物ではなく、印刷物も含めて、紙の上に書かれたもの、というのが良いようである。単純に紙というと、資料などでは、最も
古いものは、中国において植物繊維から作られたもののことを指して書かれているようで、紀元前100年前後の頃のもののようである。前記の文脈では、直接、物に文字などを書いたものを対象としているので、その範囲を少し広げてみると、分かっているところで、有名なパピルス、羊皮紙が挙げられる。パピルスは古代エジプトで使われており、古代エジプトが紀元前3000年頃から始まったことを考えれば、その長い歴史が分かる。少し古い資料ではあるが、少なくとも紀元前2400年ころまではさかのぼるようである。羊皮紙もパピルスと並行して使われたようだが、ヒツジ、ヤギ、あるいは子牛の皮から作られたもので、繊維からできているわけではなく、正確には紙とは呼べない、とある。パピルスの代わりに用いられていたようだ。
 ところで、現代の、この液晶パネル上の文字や画像などは、これは一体何なのだろう。紙の上に書かれたものということで調べていたのだが、ふとその事を考えると、何か、不思議な、得体のしれない、しかし、確かと言えば言えなくもない代物、という気がしてくる。紙面上に書かれたインクは物と言えば物だが、この液晶上の印字は、これは一体何なのだ????

                                         
                                         
                                         




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