WPBと文春

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立ち読みレベルなので、気になった部分だけざっくりと。触れない訳にもいかないでしょうということで。

WPB「ブレイクヒストリー」番外編。総選挙で大躍進した亜美菜。しかし新曲PVのプレビューで自分がほとんど映っていない事実に落胆し、その場を立ち去る。追って来た高みなに「思っている事は吐き出した方がいい。泣いてもいいんだ」と言われて号泣、、みたいな。
とっても感動的な話だし、高みなはメンバーを良く見ているな、と思う。

それはそれとして、総選挙で「ミラクル」とまで言われた8位獲得も、「順位こそ8位だが、PVの尺までは保証してないよ」と言う事か。一人で700票入れたファンも悔しかった事だろう。この事例を見せつけられると「無理して大量票入れても、入れたファンも入ったメンバーも、辛い思いをするだけだぞ」と脅されている気持ちにさえなって来る。

どうもAKB48というのは、いわゆる「推され」以外の想定外なメンバーが、想定外の売れ方をするのを嫌う風潮があるようだ。


次は文春。初期のAKB48オーディションには確か「登録料やレッスン料は掛かりません」みたいな文があったように記憶している。そもそも「スクールみたいな感じで『デビューを目指す』」というイメージで始まっているので、メンバーにギャラを出すどころか「メンバーからカネを取りませんよ」というのがアピールポイントにすらなっていた。

初期は本当に、弁当程度で無給でやっていたと思うし(未確認)、「交通費を精算している」と聞くようになったのも、だいぶ経ってからの事だ。ダイキサウンドから『桜の花びらたち』でCD(インディーズ)デビュー出来た時に初めて、金一封が出たんじゃないか、なんて噂もある。なので、いまだに二束三文のギャラしか出ていないんじゃないか、という事は充分にあり得るだろう。

それを踏まえると、社会人経験者も多いSDN48では、この理屈がどれだけ受け入れられるか、だろう。発足半年以上が経ち、「これで食って行く」と思って入って来ているメンバーだっているだろう。実際に食えているのだろうか。

AKB48自体が、素人から見てもかなり特殊なシステムである。敢えて芸能界に詳しい人を置かない事で、初期には自由が利いた面もあったが、ここまで大きくなるとマイナス面も見過ごせなくなった。
いずれにせよ、現在はAKB48の7期生までは全員「事務所メンバー」になった事だし、それぞれ担当マネージャーさんも居るかと思うので、そこいら辺の実情は改善されて行くのではないだろうか。


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