襲撃事件に関する一部報道がおかしくなって来ている

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ある程度は、偏見を持たれて歪曲される部分もあるのだろうか思っていたが予想以上におかしくなって来ているので。

あるTVニュースでは、襲撃事件のニュースのはずが半分以上の時間を「CDを大量買いするヲタ」関連に充て、事件に関係の無い、AKB48ヲタク全体の印象を悪くするような報道がなされている。
「AKB商法なんかやっているから、こんな事件が起きるのだ」という論調は、「ミニスカートなんか穿いているから、痴漢に遭うのだ」というのと変わらない。被害者はどっちだ。

また、とあるネットニュースでは、犯人は「AKBとは違うジャンルの音楽が好きなので、きっとAKBは嫌いに違いない」などと知人の仮定やら想像やらを、あたかも事実のように組み立てて「AKBを憎悪する闇」だとか書いている。
そもそも、犯人の母親や元仕事仲間が「AKBのCD、握手券など見たことも無い」と言い、犯人自身も「(入山、川栄)2人の名前も知らない」と言っているにも関わらず、だ。

加えて、私がブログに書いたからではないだろうが、「誰でも良かった」部分もさり気なく「『AKBなら』誰でも良かった」に置き換えられつつあるのだ。

こうやって、マスコミやワイドショーが好むような「AKBヲタク像」「犯人像」が、徐々に仕立て上げられて行くさまを見聞きしていて、恐ろしいものだな、と思う。

また、警察の指導で「劇場のステージ⇔最前列の間を開ける」「金属探知期を付ける」など対策をしない限り公演やイベント禁止、といった指導がなされているようだが、法律や条例で決まっても居ない設備を導入させる権限や拘束力が、果たしてあるのだろうか？
素人考えだが、AKB48劇場に金属探知期が必要であるならば、それと同等かそれを超える規模の全国津々浦々の劇場やホールにも備える必要があるのではないのか？

警察と消防とではテリトリーが違うだろうが、以前歌舞伎町かどこかの雑居ビル火災のニュースで、「防火設備の基準違反など、条例を見たしていないビルがたくさんあるが、持ち主が誰かわからないので取り締まれず、そのまま放置状態」だと言っていた。
人命に関わる危険、という点では同じだと思うので、そういったビルは基準を満たすまで入り口を封鎖するなど、するべきではないのか？

こういった公的権力の、まるで「やかり」のような状態を見るに、警察OBを雇えとか、利権をよこせとか、AKB運営に対する圧力制裁ではないかと思えてしまう。
AKB側も最初こそ「握手会を中止せよという風にはとらえていない」と発言したが、ほどなく設備導入、警備強化を発表した。

ついでに言うなら、こんな大騒ぎにも関わらず知らんぷりを決め込んでいる秋元康Pは、本当に「今はAKBはプロデュースしていない。楽曲提供程度だ。」という意思表示なのだと思う。
実際に舵取りをしている代理店だか事務所だかは、カネにならない「劇場公演」「握手会」は、やりたくないはずなのだ。今回の事件を「これ幸い」と利用して、「劇場公演」「握手会」をやらない方向へと、根回しやら情報操作やら行なわれるのではないか、と心配している。



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