外気温が上がるこの季節になると、温室の屋根のパネルも一部空けてある。
熱帯の植生ばかりなので、当然のように湿度は高くなるしばらくすると額に汗が滲んでくる。
温室の入り口付近に置いてある、オオゴマダラの金色のサナギの数も少ない。
熱帯に住む彼らもやはり夏はバテるのか、オオゴマダラの数も幾分少ない。
レンズは曇らなくて済むが、染み出してくる汗を拭きながらオオゴマダラの警戒心を解いていく。
仲良くしよう仲良くしようとテレパシーを送りながら、オオゴマダラがふわりふわりと舞うのをひたすらレンズで追う。