福岡城址を中心とした舞鶴公園は、お隣の大濠公園と合わせ福岡市におけるセントラルパーク的存在である。
四季折々の古城の風情を求め、散策する人で賑わっている。
その城址の入り口に大きなイチョウの木が、立ち姿もよく目を楽しませてくれる。
頃合いがいい具合に落葉し階段を埋めていた。
時折吹く風に黄色く色づいた葉が、ハラハラと舞い落ちる。
この時期になると太陽の角度が低いので朝夕には長い影ができる。
まだ色づかない木々と、すでに裸木になった散策路を犬を連れた人が歩く。
枯葉と長い影が晩秋の風景を、色濃く表現してくれる。
それにしても、急に寒波が来た。
これから当分はいや3月初めまでは、海沿いのウォーキングは西風と北風との闘いである。
時として体を折り曲げて進まなければならないよなアゲインストの風が吹く。
当然、フォローの風はスイスイと進む。
いたって感度の高い鼻腔は冷たい風に敏感に反応して、ティッシュペーパーを絶え間なく要求する。
橋の上からみる海面では、渡ってきたカモたちの数も増えてきた。
やはり冬は好きにはなれない。