桂の木は古事記の海幸彦の話の中にも出てくる落葉広葉樹である。
富士町下合瀬は、北山ダムの上流部に位置する。
ここに、カツラの木としては全国で第2位の国指定の巨木がある。
幹回り20m以上あるといわれ、沢山の幹を伸ばして偉容を放っている。
道路から入ってすぐのところにあり、巨木への遊歩道もできている。
カツラの葉はハートの形をしおり、秋になり落葉するときにはいい香りを放つという。
1000年生きた木の周りで恋の成就を願えば、海幸彦が豊玉媛を待ったという桂の木の精が願いを聞き届けるかもしれない。