海の中道海浜公園にある花の丘のネモフィラは、ほぼ見ごろを迎えていた。
花の中心部分が白くなっている青い花は、瑠璃唐草ともよばれている。
春先に咲く名前に似合わず可愛い小さな花をつける、オオイヌノフグリを大きくしたような花を咲かせる。
空が青くなったら出かけようと思っていたので、仕事の合間を見つけて晴れた日に出かけてきた。
青い花をつけるネモフィラが、そのまま空の青に溶けこむようにと思っていたが、ちょうど頃合いの雲が流れてきた。
いい形になるまで、三脚を据えて暫らく待った。
虫たちも花が咲くのを待ちわびていたようで、マルハナバチがせわし気に動き回っていた。
別に刺激しなければ体に似合わずいたっておとなしいのだが、知らなければ怖いハチに違いない。
遠足にでも来ていたのか、生徒がマルハナバチを避けるように走っていった。