僧侶がアジサイの花の中を、護摩堂へと向かわれていた。
緑一色の中で僧侶が着る法衣の色が、よく映えて暫らく遠めに眺めていた。
読経がはじまるのかとも思ったが、なかなか始まらず辞去した。
アジサイが咲く向こうの洞窟に、パワーが集まっているように感じたのは単なる気のせいだけだったのか。
不動明王の前に佇めば、大日如来の宇宙がそこに広がっている。
宇宙を感じるかどうかは、一人一人己が背負う罪にもよるのだろうが。
囚われることなくあるがままに花を愛で。
僧侶がアジサイの花の中を、護摩堂へと向かわれていた。
緑一色の中で僧侶が着る法衣の色が、よく映えて暫らく遠めに眺めていた。
読経がはじまるのかとも思ったが、なかなか始まらず辞去した。
アジサイが咲く向こうの洞窟に、パワーが集まっているように感じたのは単なる気のせいだけだったのか。
不動明王の前に佇めば、大日如来の宇宙がそこに広がっている。
宇宙を感じるかどうかは、一人一人己が背負う罪にもよるのだろうが。
囚われることなくあるがままに花を愛で。