今回の旅の目的のひとつだった兼六園の雪吊り作業を、澄み渡る青空の中で見ることができた。
多く観光客でごった返す園内で、団体の旅行者が切れるのを待ってシャッターを押した。
池に映る雪吊りを撮ろうと、池のほとりで観光客がファインダーからきれるのを待っていた。
後ろにいたカメラを持ったご婦人から、こんなところに船が止まっているのは珍しいと話しかけられた。
地元の方でよく兼六園にはお見えになっているらしい。
しばらく待っていると、中の島で手入れのために作業をする人が小舟に乗るとロープを引いて島へと渡った。
船が動くと波紋が広がり水面に映った雪吊りが動く。
作業をしてあった方に尋ねると、一日に2,3本の雪吊り作業を行うという。
自然樹形のものは雪吊りはやらなというのだが、園内にある相当の樹木の雪吊り作業を終えるのには時間がかかるという。
今年は寒くて雪が多そうな気がするが、人の手が加わってこそ自然の状態が保てるのかもしれない。