ハスの花は清流とは言われないような、水が淀んだ池や沼に多く見ることができる。
泥の中から咲くことから、尊い花として古くより人々に愛されている。
拈華微笑という言葉は、お釈迦さまが手にされた華ををひねり
その意味が一人分かり微笑んだ、摩訶迦葉に仏法を伝授したといわれている。
この花がハスの花かどうかは定かではないが、個人的にはハスの花であって欲しいような気がする。
本来、ハスは道具にすぎず微笑むということに真理があるらしいのだが
禅は言葉をかじっただけなので、奥深い微笑みにある真理はわからい。
ただ、笑顔がコミュニケーションをとるうえで、必要不可欠であることはその経験上からも理解できる。
近頃の日本は仮面笑顔が巷に溢れているような気がする。
笑顔までマニュアル化されているから、体中が笑ってくれる人を見るとホッとする。