この時期の風物詩である野焼きは、原野の害虫駆除と灌木の繁茂を防ぐためおこなうもので
阿蘇外輪山一帯から九重などの、九州山地でほぼ一斉に行われる。
これを行うことで、阿蘇や九重高原の青々とした草原が目を楽しませてくれる。
これまでも、毎年行ってみようと思うのだが、菜種梅雨といわれるこの時期は
結構雨がが多く野焼きの実施日が雨で流れることが多く、他の行事と重ってしまって行ったことはなかった。
今年も、週刊天気予報では、早い時期から雨マークが大きく表示されていた。
半ば諦めていたが、前日の予報では前線が北上することもなかったのか、阿蘇地方は大きな晴れマークがついていた。
それではと、4時起きして6時に高速に乗っていた。
交通規制のない道路を選んで大観峰へ、噴煙を上げる中岳を含めて阿蘇五岳もくっきり眺望できる。
野焼きの準備をしてあった地元の方に話を伺うと、大観峰は1時に着火の予定だと聞き
それではと、阿蘇の米塚へ
待つこと1時間、米塚のはるか裾野から煙が立ち上ると赤い火柱がたった。