ムツゴロウはハゼ科の魚で、有明海から八代海に広く生息している。
とくにこの時期は、オスが求愛行動をとるために干潟でピョンピョン跳ねたり、オス同士で威嚇しあったりする。
ムツゴロウの活動が盛んなこの時期に、伝統漁法であるむつかけ漁が盛んに行われる。
人間ムツゴロウは干潟の上の交通手段である、ガタスキーに乗ってゴールを目指すものである。
やたら腕を水車のように回しながらも、泥をかき上げるだけであまり前へ進まない参加者もいる。
それでも、干潟の上を滑るようにゴールに突き進む参加者もいるので、ファインダー越しによく見ておく必要がある。
ガタスキーが思うように進まなくても、参加者からは最上の笑顔がこぼれる。
泥にまみれた姿で軽やかにステップを踏む、パフォーマーが二人会場を盛り上げていた。