阿蘇中岳が9月14日に噴火をした。
今でも入山規制が行われ、阿蘇観光の目玉である中岳の火口を眺めることはできない。
それでも阿蘇山を望むことができる草千里までの立ち入りはできる。
この日も、外国人観光客を含め多くの人で賑わっていた。
9万年前に阿蘇山はカルデラ噴火に伴う破局的噴火をした。
概ね直径20kmはある阿蘇谷がすべて火口ととなって溶岩を噴き上げた。
先日、NHKスペシャル 巨大災害 第3集「火山列島 地下に潜むリスク」で、阿蘇山のカルデラ噴火をとりあげていた。
火砕流は時速800km/hという途方もないスピードで九州の都市を襲い。
福岡市に到達するまでに10分もかからないという。
足元の地下深いところで何が起こっているのかわからない。
風に揺れるススキの穂の先で大口を開け、白い煙を吹きだしている阿蘇の姿はのんびりとしているようにみえるのだが。
それは、ある日突然に予告もなく訪れる。