カンガルーは海の中道海浜公園の動物の森に棲んでいる。
開園間もない時間に行くと、園路に出張ってリラックスしている。
単に朝早くから動きたくない、ズボラなカンガルーなのかもしれない。
これまでも、カピバラの鼻デカ写真は撮ったことがあるが、カンガルーは撮ったことがなかった。
そろそろとにじり寄っていくと、こちらにじろっと一瞥をくれるが面倒なのか動こうとはしない。
それではと、レンズを鼻息で曇らないギリギリのところに突き出すと
何じゃーというような顔して、クンクンと匂いを嗅いでくる。
モデルになってもらったので、頭をコリコリっとしてやると目を細めて気持ちよさそううな顔をする。
針金のようなカピバラと違い、毛並みは柔らかくて手触りが良い。
動物たちとスキンシップしたければ、彼らの目がさめやらぬ朝がねらい目なのかもしれない。