福岡市はコンパクトな街で、ちょっと車を走らせれば海を見ることができるし田園風景を眺めることもできる。
朝から小雨が降っていたが昼前には、雨もあがったのでちょっと郊外へと足を向けた。
この時期、田んぼや河川の土手には、赤いヒガンバナが緑の中に毒々しいまでに深い色で咲いている。
その昔、飢饉の時の非常食として植えられた名残が、今では人々の目を楽しませてくれる。
水滴が残るヒガンバナにアゲハが舞っていた。
鬼さんこちら鬼さんこちらと、鬼ごっこをするように追えば逃げ無視すると近寄ってくる。
遊ばれているような気がするが、遊んでもらっていると思えばそれはそれで楽しい。