水分峠では、雲が切れた空からお日様が顔を出していた。
天気予報では、昼から晴れマークがついていたので、
やはり予報通りうやねと、にんまりとしていた二人だが、
車が牧ノ戸に向かって更に圧雪された坂道を上り始めると
雲が立ち込め小雪が舞い始めおまけに風も強まった。
峠は40cmほどの積雪、道路掲示板の温度計は、
-5度風も強く、この日着ていた軽量ダウンんでは
体感温度は、
超寒~
1000m程から見られた霧氷も、ホワイトアウトの世界では
ゆっくり見ることも耐えられず早々と車に避難した。