馬場の山桜から十数分行った山の中に、ジラカンスの山桜は咲いている。
珍しい名前なので、その昔この地に外国の女性でも住んであって、その人のゆかりでそう呼ぶのかと思っていた。
地元の方がお茶の接待をしてあったので、ジラカンスとは人名ですかと聞いた。
いやこの辺りの地名ですとの答えが返ってきた。ジラカンスとは白観巣と書くらしい。
桜の下には池があるので、さざ波がなければ水面に美しい桜が見られたかもしれない。
バリバリと遠くの方で爆音に近い音がしたので、なんだろうと待っていたらその正体はトラクターがだった。
桜が咲くと田植えの準備が始まるというが、ちょっと面白い風景が撮れた。