おうどうもん(Oudoumon People of Hakata)

福岡周辺における祭りや四季の移ろいを・・・・・・

画題「生きる」

2014年12月11日 06時30分08秒 | 日記

 

雪が降り黒い雲が立ち込め、海がもう少し時化ると絵になるが

そんな時にウミウは、この島の少し沖合の更に小さな岩礁で、身を寄せ合って過ごすことが多い

去年は下の絵の岩礁では、あまりウミウの姿を見ることはなかったが、今年は賑わいを見せている。

 

小さな島に身を寄せ合い、お日様に向かって羽を広げている姿は

今日も生きててよかったと、いっているようにも見える。

連中は体が温まると、獲物を漁るためにこの島を離れる。

 

冬の間、西風が強く吹き付ける夕刻になると、アイランドシティの入江で魚を追いかけたウミウが

西の方向にある志賀島に向い強い風に流されながら、逆らうように上へ下へとなりながら

大きく蛇行し懸命に羽ばたいている姿を、下から歩きながら見ることがある

 

風が強い日は、風が吹き抜ける橋の上は、通るのもいやになるほどめげそうになる。

その上空をウミウは、塒に戻るために必死に羽ばたく

この絵の先の夕暮れには、そんなことが待っている。

画題を「生きる」としたら、ちょっと大げさ過ぎるだろうか