大きな集団の中で尻にいて使われるよりも、小さな集団であっても長となるほうがよい
「鶏口」=鶏の口の意味から転じて、小さな団体の長のたとえ
「牛後」=牛の尻の意味から転じて、大きな団体に従って使われる者のたとえ
中国の戦国時代に、強大な秦という国に従うよりも
一国の王という状態を維持しながら6国連合して対抗したほうがいいと
説いたときに引用したことわざであるらしい
この(現代っ子版)というところがミソであろう
大きな会社ではノルマや社員同士の競い合いも厳しい
それに比べて小さな会社であればそれほどあくせく働かなくても
良いのではないか
という風にとれる
これでは
「牛後となるより鶏後が楽」
になってしまう
鶏口は小さな団体の長のたとえである
従ってどんな小さな団体でも「長」であるがゆえ
のびのびと働けたり、自由な時間が多くなるわけではない
自分自身でなんでも決めてその通りに動ける
鶏口
それ故、責任も重いのだ
肝に銘じておこう