会津天王寺通信

ジャンルにこだわらず、僧侶として日々感じたことを綴ってみます。

聖寛の独りごと 新たな時代を切り拓く若者の育成を

2020-01-29 15:21:47 | オピニオン

 令和2年は5G元年といわれ、その分野でも米中が激しく覇権争いをしています。我が国はどこに向かうのか。通信機器を支配する者は世界を支配するとまでいわれています。
 我が日本は高い技術力を誇ってはいますが、かなり後れを取っているようです。以前の日本は、通信分野はNTTが中心でしたが、民営化や20年以上続く不況によって、もはや日本のメーカーはフロントランナーではなくなってしまいました。
 今日本が課題とすべきは、5Gを使って「何をするか」「どんなサービスができるか」ではないかと思います。現状で立ち遅れていますが、ソフトの面で世界のナンバーワンになれば、6Gでは総合力で日本が世界のリーダーになることが可能です。それには知的な財産を守り抜くセキュリティを充実させ、外国へ持って行かれないようにするためのインテリジェンスを整備しなくてはなりません。ビズネスとインテリジェンスは、表裏一体であることを忘れてはなりません。
 奇しくも2021年は伝教大師最澄1200年大遠忌にあたります。すでにそれに向けたイベントは始まっていますが、私たちは「利他」「道心」「一隅を照らす」の精神によって、「生きとし生けるものの総合力」を発揮することで、和の国日本を復活させ、世界から争いを一掃しなくてはなりません。

※イノベーション、イノベーション。官民一体となり、業種に関係ない新たな結合。長期ビジョンの策定と指導者としての資質を持った若い20代から40代までの人材の育成。他人の意見を尊重しながらも、自らの意見を述べられるようなコミュニケーション能力を高める教育。

                合掌


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