お祭り 歴史探索の旅   ~尾陽雑記抄~

活動拠点をやいと屋知足斎の日記に移しました

屋敷稲荷 名古屋の空中神殿

2006年01月27日 23時16分11秒 | 歴史探索
屋根神様シリーズの番外編ということで、商売をやっているところは、店の棚、工場の敷地内などに、「稲荷」を祭っているところもあります。伏見稲荷大社や豊川稲荷の分霊を祭る例が多いと思います。 珍しいところでは、ビルの屋上に屋敷稲荷を祭る事も!!
 名古屋市中区栄の「松坂屋」「三越」「丸栄」ではビルの屋上に立派なお社と鳥居を建て、稲荷を祭っています。特に丸栄では手洗い水まで完備されています。鳩が羽を休め、都会の中のオアシス状態。

 稲荷は五穀豊穣の神であり、穀物神、農業ならいざ知らず、なぜ、商売繁盛の神になったのか?
 一つの説として、稲荷は土徳の性質を持つ。陰陽五行説では、白狐は金徳。
土から金が生じるので、鍛冶屋の神、商売繁盛の神へ時代と共に発展していったのではないか?現代では穀物を作らない人は穀物を買う為に「金銭」がいる。人間、食う為に働いているのですから。
他には
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』稲荷をご参照ください。

話は変わりますが、近年の研究で「出雲大社」は現代の高層ビルに匹敵する、巨大な天空の神殿だったとか。全て伝説だと思われていたが、発掘調査で柱の跡が発見。

 神様は、大空の上を好むのかもしれません。

 ビルの上の神殿、名古屋でも体験できます。





ビルの屋上の松。都会の緑は癒しです。


曇りない大空へのアングル、屋上で無いとできないかも?


手入れの行き届いたお社です。


撮影は昨年の春。緑がまぶしい。


鳥居の上を飛行機雲が!!