お祭り 歴史探索の旅   ~尾陽雑記抄~

活動拠点をやいと屋知足斎の日記に移しました

法学部 法律学お品書き

2006年01月23日 00時40分01秒 | 政治 経済 セミナー
センター試験も始まりましたね。推薦入試だったら、昨年に合否が決まりますので、のんびりした年末年始を過せたかも?

 この文章のレベルからは想像できないかもしれませんが、私、これでも法学部卒で、成績も良かったほうです。

 ちょうど今の時期、法学部に入る前に読んでいた本を今回はご紹介しようと。法改正に準じて、新版が出ますので、買うときは新しい版を選んでください。

伊藤真の民法入門 講義再現版 伊藤 真 (著)出版社: 日本評論社 ; 第3版 版 (2005/04)

法学部に入る前にこの本読んでいました。理由は本屋で一番デザインが綺麗だったこと。

 デザインもさることながら、本の内容も充実しています。法学部に入って実際に講義を受けてからさらに、本書の良さがわかりました。勉強の仕方などの解説もあります。法学部の教科書を読む前に読むことをお薦めします。
 法学部へ入ってからは、ポケット六法を片手に読みます。


伊藤真の憲法入門―講義再現版
伊藤 真 (著)
出版社: 日本評論社 ;第3版 版 (2004/02)


民法の次に憲法を、場合によってはこの本と、講義のノートがあれば、単位が取れるくらい。憲法学の流れがコンパクトにまとめてあります。筆者の憲法に対する思い、憲法の持つ温かさを感じることが出来るかもしれません。

伊藤真の商法入門―講義再現版
伊藤 真 (著)出版社: 日本評論社 ; ISBN: 4535513317 ; 第2版 版 (2002/08) (だ2版が最新か?)



毎年改正がある商法。商法典の背景にある思想などがわかりやすく書かれていて、読みやすいです。
前回のホリえもん騒動で、法律の解釈問題、裁判所での仮差押えなどが出てきましたが、司法の場では、こんな判断がされるのではないか?となんとなく先を読めました。

 入門シリーズを民法→憲法→商法→民訴→刑訴→刑法の順で読みましたが、
本来は憲法からが適切か?


行政法 伊藤真試験対策講座
伊藤塾 (著), 伊藤 真, 長尾 浩行



入門シリーズだけでは不安、期末試験等で高得点をとりたい方は、伊藤真試験対策講座シリーズがお薦め。私のときは「行政法」はありませんでした。

会社法 伊藤真試験対策講座
伊藤 真 (著)出版社: 弘文堂 ; 9 巻 (2005/12)


この会社法が一番最新のようです。

労働法 伊藤真実務法律基礎講座
伊藤塾 (著), 伊藤 真



私のときはこのシリーズがありませんでした。六法以外はこのシリーズで

憲法 伊藤真の判例シリーズ
伊藤塾 (著), 伊藤 真



このシリーズも無かったです。判例の読み方は「判例百選」くらいですので、司法の思考法を学べるのでは?

高校生からわかる 日本国憲法の論点
伊藤 真 (著)


伊藤真の明快!日本国憲法
伊藤 真 (著), 伊藤塾 (著)


伊藤真の図解 憲法のしくみがよくわかる本―知っておきたい日本国憲法の原理と姿
伊藤 真 (著)


伊藤真先生の憲法に対する熱き思い、優しさが感じ取れます。こういった本を読んだおかげで、一本スジが通ったかもしれません。

 他にも良書はありますが、私は伊藤真先生の著書で統一しました。

 上記の本は法学部の図書館で必ずありますので、一度目を通すことをお薦めします。学校内でも売っています。自分となんとなく波長が合う本がよろしいかと。

 法学部を受験された方へは合格を祈念しております。
今、法学部在学中の方、試験の最中だと思いますが、ご健闘お祈り申し上げます。