お祭り 歴史探索の旅   ~尾陽雑記抄~

活動拠点をやいと屋知足斎の日記に移しました

法学部 法律学お品書き2

2006年01月25日 01時47分28秒 | 政治 経済 セミナー
せっかく初天神の日ですので、法律学の教科書を思い出しながら書きます。

現代法学入門 有斐閣双書
伊藤 正己 (編集), 加藤 一郎 (編集)



私の法学への道はこの1冊から始まりました。演習(ゼミ)との先生との出会いもこの本から。

民法 1 総則 有斐閣双書


民法の講義は全てこのシリーズでした。はじめはわかりにくかったのですが、試験勉強が終わり試験が過ぎた後に理解できるという始末。編書と言うわけか?著者の先生の学説より、判例通説に重点を置いた良いテキストだと思います。

商法総則 法律学講座双書
鴻 常夫 (著)新訂第5版 版 (1999/04)


この版が最新と思います。テキストとして使いました。商法総則、商行為はあまり新しい判例も出ないので、会社法に比べてのんびりしていると思います。本の書き方とは別ですが、商法総則については何故か私は勉強と言うより、道楽(趣味)として勉強していたようです。それでも成績は良かったですが。 のんびりした方が逆説的に頭に入るのかも知れません。

リーガルマインド 手形法・小切手法
弥永 真生 (著)第2版補訂 版 (2005/04)


この本もテキストとして使いました。指導して頂いた教授は、通説判例、又は民法の延長線上として手形、小切手法を教えて頂きました。無論、手形法独自の学説で試験問題を書いても期末試験は評価するようです。単位もくれるようでした(笑)(私は教授の教え通りに答案を書きましたが)
 手形、小切手法、の勉強は、判例通説と共に、独自の発展をしている学説もある程度知らなければなりません。


ほとんどは図書館にありますが、人気が高いから思うように借りれないでしょう。副教材はともかく、テキストは諦めて、自腹で買ってください。運が良いと先輩から譲っていただけるけどね、私も数点、譲りましたけれど。

私のゼミの教授は法律には優しさがある。法律を扱うには人間的な優しさが必要だと教えて頂きました。本当にそうだよな、としみじみ思います。私は、法律専門職に就職しませんでしたが、ゼミから法律家へ進む同期もいました。最近は一般的に法学部の評価が芳しくない(私のときからかな?)有名でなくとも、凄い人物もいることを、あえて言わせていただき、締めたいと思います。