チョコな奴

チョコはチョコでも卵巣チョコレート嚢胞から命名。すっかり体調も戻りブログに趣味のことなど書きたくなってきた今日この頃…

しゃべれどもしゃべれども

2007-06-26 20:12:09 | 映画
久々の邦画。先に本(佐藤多佳子)を半分ほど読んでいたが、登場人物が1人欠けている、設定場所が少し違う以外は違和感を感じない映画だった。

二つ目の落語家、今昔亭三つ葉(国分太一)。古典しかやらない頭固めの噺家で、ちょっと行き詰まりを感じている。ふとしたきっかけで始めた落語教室。参加者は話の苦手な若い女性(香里奈)、小学校でいじめにあっていると思われる小学生(森永悠希)、そして元プロ野球選手で解説下手の野球解説者(松重豊)。みなそれぞれの目的を持ってやってきている。年齢、環境などまったく違う4人が不思議なハーモニーで仲良くなってくる。

三つ葉の師匠に伊東四朗、落語を少し披露するがこれがなかなかおもしろい。さすがに演芸場育ち。三つ葉のおばあちゃん役に八千草薫だが、小説よりちょっとお上品な感じかな。

太一くん、香里奈と悠希くんの落語はそれなりでした。やはり本物の噺家にはかなわないなぁ。

本では、三つ葉の自宅は吉祥寺の設定なのだが、映画はほぼ全編下町情緒たんまりという町ばかりの設定でそれはそれでよかった。こんなところが残っていたのかというような懐かしい場所がたくさん。実際に浅草近辺にはこんな場所がたくさんある。

下町情緒を味わいたい人、落語好きな人はにはよい映画。ちなみに私はたまにしか行けないけれど、落語好きです。



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