チョコな奴

チョコはチョコでも卵巣チョコレート嚢胞から命名。すっかり体調も戻りブログに趣味のことなど書きたくなってきた今日この頃…

夜の公園-川上弘美

2006-10-01 22:42:55 | 読書
みなさま、秋の夜長いかがお過ごしですか?・・・なんて気取っている場合ではない。今日はもう10月1日。ブログの更新もすっかりおこたり、暦は変わってしまったのだ。。。ここしばらく、仕事、シゴト、しごとの日日だった。

そんな仕事漬けの中、夜はナイトキャップとして神経を休めるため、寝る前に本を読んでいた。もちろんほんの数ページで夢の中の日もあれば、体は疲労しているのに神経だけは苛立っていてなかなか眠れない日もあった。数冊読んでしまったのだが、今回は大好きな川上弘美の「夜の公園」。

主な登場人物は4人。リリ35歳、夫、幸夫を愛してはいないんじゃないかと思い始めた主婦。深夜、公園を歩くことが習慣となっていたある日、公園でいつも見かけていた青年、暁と偶然出会い、そのまま関係を持つようになる。春奈、リリの親友。高校の英語教師。実はリリの夫、幸夫と不倫。その他にもボーイフレンドが数人。

この4人が告白形式で語ってゆく。ストーリだけを見ると、え~江國香織じゃんと思わせるのだけれど、文章の簡潔さは川上弘美。リリ、春奈2人の選択は川上弘美的に潔い決断。けして男性には理解できないであろう決断。

この直後に江國香織の「スィートリトルライス」の文庫本を読んだ。やっぱり恋愛というか不倫というか婚外恋愛というようなものを読ませるのは江國香織のほうが面白く安心して読ませてくれる。これはまた後日・・・


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