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「英文法さかさ勉強法」アドバンテージ・メディア英語教室のブログ

英語ニュース記事で英文法のポイント等を解説。旧「50歳からの英語練習帳」。講師61歳。40歳から英語やり直し。

一瞬わかりにくい関係代名詞節【第592回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-05-29 05:00:40 | 関係代名詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

アメリカの南東部を大変な洪水が襲いました。
「一瞬わかりにくい関係代名詞節」について、「Now This」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 一瞬わかりにくい関係代名詞節

▷今日の例文

 例▷ This family that we're going to has been stuck for quite some time in their house.

 訳例▷ 私達が駆けつけようとしているこの家族は家の中に長い間、閉じ込められています。

 

▷解説

 文の途中に関係代名詞節が挿入されていると文の構造がわかりにくくなることがあります。
 「今日の例文」でも「that we're going to」という関係代名詞節が挿入されています。
 この部分を「カッコ( )」でくくると、「This family (that we're going to) has been stuck for quite some time in their house.」となります。
 「This family (that we're going to)」の部分が主語で、「私達が駆けつけようとしているこの家族」という意味です。
       
▷その他の単語

family: 家族
stuck: 移動できなくて、抜け出せなくて、離れられなくて ※stickの過去分詞 
for quite some time: かなり長期間[長い間]、結構前から

▷今日の例文は「Now This」から
タイトル:Woman Rescued After Hanging Onto a Tree During Floods




関係代名詞の非制限用法【第578回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-05-15 05:20:19 | 関係代名詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

コロナを避けるために海岸で授業をしているスペインの学校があります。
「関係代名詞の非制限用法」について、「Now This」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 関係代名詞の非制限用法

▷今日の例文

 例▷  The program is called Aire Limpio, which means ‘fresh air’ in Spanish.

 訳例▷ このプログラムは「Aire Limpio」と呼ばれています。それはスペイン語で「新鮮な空気」という意味です。



▷解説
     
 関係代名詞が作る関係代名詞節は、文の途中や最後に置かれ、追加的な説明の役割をすることがあります。

 「今日の例文」では、「カンマ(,)」の後の「which means ‘fresh air’ in Spanish」の部分が補足的に直前の「Aire Limpio」を説明しています。
 なお、このように「カンマ(,)」で切って関係代名詞を続ける使い方を「関係代名詞の非制限用法」と言います。
 補足的な説明なので、訳例のように関係代名詞の前で一旦文章を終わらせることが多いです。

 関係代名詞には制限用法と非制限用法があります。
 例1▷ I have a brother who is a doctor.
 例2▷ I have a brother, who is a doctor.
 例1が関係代名詞の制限用法で、「私には医者をやっている兄がいます。」という意味になります。
 この文の場合、他にも兄弟がいる可能性が示唆されています。
 例2は非制限用法で、「私には兄が一人おり、彼は医者をやっています。」という意味になります。
 この文の場合、兄弟は一人しかいないことが示されています。
 このように制限用法と非制限用法で意味が変わってくる場合があります。
 また、関係代名詞の「that」には制限用法しかありませんので、非制限用法を使いたい場合は「, which」「, who」などを使います。
      
▷その他の単語

 program: プログラム
 is called: 〜と呼ばれている
 mean: 意味する
 fresh air: 新鮮な空気

▷今日の例文は「Now This」から
タイトル:Spanish Students Learn at the Beach



先行詞の特定【第498回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-02-24 05:16:49 | 関係代名詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

お湯に空中にまくと瞬時に凍って霧状になってしまうほどの寒さです。
「先行詞の特定」について、「ABC News」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 先行詞の特定

▷今日の例文

 例▷ A Wyoming resident tossed a cup of boiling water into the air that immediately condensed before touching the ground.

 訳例▷ ワイオミング州の住民が一杯の熱いお湯を空中にほうり投げました。するとすぐに、地面に落ちる前に固まりました。


▷解説

 関係代名詞が作る関係代名詞節が就職する名詞を「先行詞」といいます。
 英文解釈する上で、使われている関係代名詞の先行詞がどれなのかを特定するのはとても大事です。
 先行詞は関係代名詞の直前にあるのが基本的なルールなのですが、文によってはちょっと離れた場所にあるケースもあります。
 「今日の例文」では、「that immediately condensed before touching the ground」の部分が関係代名詞節でこれが修飾しているのは、直前の「the air」ではありません。
 少し前の「a cup of boiling water」です。
 どれが先行詞になっているかは、文全体の意味を把握して考えなければいけません。
     
▷その他の単語

 Wyoming: ワイオミング(米国北西部の州)
 resident: 住人
 toss: 〜をぽんと投げる、投げ上げる、ほうり投げる
 a cup of: 一杯の
 boiling water: お湯
 immediately: 直ちに、即座に、すぐに
 condense:  凝縮する
 touch: 〜に接触する
 ground: 地面
 
▷今日の例文は「ABC News」から 
タイトル:HOW COLD IS IT?


他の語と組み合わされた関係代名詞【第475回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-02-01 05:47:50 | 関係代名詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

二人のヨーロッパの女性が300メートル以上の煙突のフリークライミングに成功しました。
今日は、「他の語と組み合わされた関係代名詞」について、「ABC News」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 他の語と組み合わされた関係代名詞

▷今日の例文

 例▷  The tower has 13 steep sections, known as pitches, the most challenging of which is around 850 feet up.

 訳例▷ このタワーは「ピッチ」と呼ばれる13の難所があります。その中の最も困難なものは約850フィート(約259メートル)の高さにあります。



▷解説

 関係代名詞が他の語と組み合わされる場合があります。
 「今日の例文」の「the most challenging of which」もその例です。
 この中の「which」は、直前の「13 steep sections(またはpitches)」を指していて、「the most challenging of which」は「その中の最も困難なもの」という意味の主格の関係代名詞句になっています。

▷その他の単語

 tower: タワー、塔
 steep: 険しい
 challenging: 挑戦的な

▷今日の例文は「ABC News」から
 タイトル:DON'T LOOK DOWN



関係代名詞の制限用法と非制限用法【第453回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-01-10 05:23:46 | 関係代名詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

いろいろな種類のブラシをロボットがあっという間に作り上げていきます。
今日は、「関係代名詞の制限用法と非制限用法」について、「Interesting Engineering」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 関係代名詞の制限用法と非制限用法

▷今日の例文

 例▷ These machines make brushes that will impress you.

 訳例▷ これらの機械はブラシを作ります。あなたは感動するでしょう。




▷解説

 関係代名詞には制限用法と非制限用法があります。
 例1▷ I have a brother who is a doctor.
 例2▷ I have a brother, who is a doctor.
 例1が関係代名詞の制限用法で、「私には医者をやっている兄がいます。」という意味になります。
 この文の場合、他にも兄弟がいる可能性が示唆されています。
 例2は非制限用法で、「私には兄が一人おり、彼は医者をやっています。」という意味になります。
 このように制限用法と非制限用法で意味が変わってくる場合があります。
 また、関係代名詞の「that」には制限用法しかありませんので、非制限用法を使いたい場合は「, which」「, who」などを使います。

 しかし、実際にはかなりあいまいなケースも少なくありません。
 例えば「今日の例文」では、「that」という関係代名詞が使われており、形の上では制限用法ですが、意味を解釈する上では、そこはあまり重要ではないように思われます。
 また「今日の例文」では「that」の指しているものがあいまいという面もあります。関係代名詞は柔軟に解釈する必要がありそうです。

 いろいろな人がいろいろな文章を書くので、必ずしも学校で習った文法通りの文章が世に出ているわけではありません。
 
▷その他の単語

 machine: 機械
 brush: ブラシ
 impress:  〜に感動[感銘]を与える
   
▷今日の例文は「Interesting Engineering」から
 タイトル:Brush making machines