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「英文法さかさ勉強法」アドバンテージ・メディア英語教室のブログ

英語ニュース記事で英文法のポイント等を解説。旧「50歳からの英語練習帳」。講師61歳。40歳から英語やり直し。

「in which」の使い方【第777回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-11-30 04:14:17 | 関係代名詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

空は晴れていて、一台の車の上にだけ雨が降っています。
「「in which」の使い方」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 「in which」の使い方

▷今日の例文

 例▷ The bizarre weather event in which rain only falls on a small area is known as ultra localised rain.

 訳例▷ 雨が狭い範囲の中だけに降る奇妙な気候現象は、超局地的降雨として知られています。


▷実際のニュース英語はThe Sun

▷解説

 関係代名詞「which」は、前置詞と組み合わせて使われる場合があります。
 
 関係代名詞は2つの文を一つの文にする働きがあると考えることができます。
 「今日の例文」は、「in which」という「前置詞と組み合わされた関係代名詞」によって一つの文になっていますが、これを2つの文にしてみます。
 
 ①The bizarre weather event is known as ultra localised rain.

 ②Rain only falls on a small area in the bizarre weather event.

 この②の文の「the bizarre weather event」を「which」にして「in」と一緒に2つの文の間にもってくるわけです。
          
▷その他の単語

 bizarre: 奇妙な、へんてこな
 weather: 天気
 event: 出来事
 be known as: 〜として知られる
 ultra: 超、極端な
 localised rain: 局地的な雨

▷今日の例文は「The Sun」から
Rain pours on a single car in bizarre phenomenon



関係代名詞の非制限用法【第774回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-11-27 04:01:58 | 関係代名詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

人間を2つに切る手品のタネが明かされてしまいました。
今日は以前紹介したタネ明かしをするマジシャンの話題です。
「関係代名詞の非制限用法」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 関係代名詞の非制限用法

▷今日の例文

 例▷ A Chinese magician failed to wow his crowd when the secret behind his magic trick, which involved sawing his assistant in two, was unceremoniously exposed.

 訳例▷ 中国人の手品師が、アシスタントを真っ二つにのこぎりで切り離すことを含む手品トリックの裏側にある秘密が
ぞんざいにさらされて、観衆をうならせるのに失敗しました。


▷実際のニュース映像はThe Sun

▷解説
 
 関係代名詞が作る関係代名詞節は、文の途中に挿入されて追加的な説明をする役割をすることがあります。

 「今日の例文」でも、「カンマ(,)」で囲まれた「which involved sawing his assistant in two」の部分が補足的に直前の「his magic trick」を説明しています。
 なお、このように「カンマ(,)」で切って関係代名詞を続ける使い方を「関係代名詞の非制限用法」と言います。

 ここで関係代名詞の制限用法と非制限用法をあらためて説明しておきましょう。
 例1▷ I have a brother who is a doctor.
 例2▷ I have a brother, who is a doctor.
 例1が関係代名詞の制限用法で、「私には医者をやっている兄がいます。」という意味になります。
 この文の場合、他にも兄弟がいる可能性が示唆されています。
 例2は非制限用法で、「私には兄が一人おり、彼は医者をやっています。」という意味になります。
 このように制限用法と非制限用法で意味が変わってくる場合があります。
 また、関係代名詞の「that」には制限用法しかありませんので、非制限用法を使いたい場合は「, which」「, who」などを使います。
  
▷その他の単語

 Chinese: 中国人の
 magician: 手品師、マジシャン
 fail to: 〜に失敗する、〜しない
 wow: あっと言わせる、大喜び[感動・熱狂・エキサイト]させる
 crowd: 観衆、聴衆
 magic trick:手品
 involve: 含む
 saw: 〜をのこぎりで切る、切断する
 assistant: 助手、アシスタント
 unceremoniously: 手荒に、ぞんざいに、無造作に
 expose: さらす、暴露する

▷今日の例文は「The Sun」から
Magician's Secrets Revealed as He 'Saws' Assistant in Half

連鎖関係詞節における主格の関係代名詞の省略【第771回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-11-24 04:15:27 | 関係代名詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

ロシア人が火をふく車を作りました。
「連鎖関係詞節における主格の関係代名詞の省略」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 連鎖関係詞節における主格の関係代名詞の省略

▷今日の例文

 例▷ A Russian car enthusiast based in Krasnodar modified a Soviet-era sedan to shoot fire, an invention he claims was “the world’s first flamethrower car”.

 訳例▷ クラスノダールを拠点とする一人のロシア人のカーマニアがソビエト時代のセダンを火をふけるように改造しました。彼が主張するには、この発明は「世界で最初の火炎放射車」とのことです。


▷実際のニュース映像はThe Sun

▷解説
 
 関係代名詞が含まれる文の中に「I think」「I hope」「I know」「I believe」「I see」「I say」「I expect」といったフレーズが組み込まれている場合があります(「I」の部分は「S/He」「They」「We」「Nancy」「Tom」などになる場合があります)。

 例▷ The wrestler is Lucy's mother, who I think will win the game.
そのレスラーはルーシーの母親で、私が思うに彼女は試合に勝つでしょう。

 この文では「I think」が「who will win the game」という関係代名詞節に挿入されています。
 こうしたものを「連鎖関係詞節」または「連鎖関係代名詞節」と呼びます。

 見かけが複雑なので一瞬戸惑いますが、「I think」などの部分を「 」( )//などで囲って見るとわかりやすくなります。

 The wrestler is Lucy's mother, who (I think) will win the game.

 つまり、

 「The wrestler is Lucy's mother.」と「I think she will win the game.」を一つにしたものだということです。
 
 そして「連鎖関係詞節」においては、「主格の関係代名詞」が省略されることがあります。
 関係代名詞は通常の場合、目的格だと省略されますが、主格は省略されません。
 ところが、「連鎖関係詞節」の場合は主格でも省略されることがあるのです。

 「今日の例文」でも「連鎖関係詞節」が使われ、主格の関係代名詞が省略されています。
 
  「an invention he claims was “the world’s first flamethrower car」の部分が「連鎖関係詞節」です。
 ここでは主格の関係代名詞が省略されており、それを元に戻すと
 「an invention which he claims was “the world’s first flamethrower car」となります。
 わかりやすいように「he claims」の部分を( )でくくると、
 「an invention which (he claims) was “the world’s first flamethrower car」となります。
  
▷その他の単語

 Russian: ロシアの、ロシア人[語]の、(旧)ソ連の
 car enthusiast: 自動車マニア[愛好家]
 based in: 〜を拠点とする
 Krasnodar: クラスノダール ※クラスノダールはロシア連邦南部の都市。北コーカサス西部に位置するクラスノダール地方の行政の中心。引用:Wikipedia
 modify: 改造する
 Soviet-era: ソ連時代、ソビエト時代
 sedan: ⦅米・豪⦆セダン(型自動車)(⦅英⦆saloon)〘大型で前後2列の座席と仕切られたトランクがある乗用車〙
 invention: 発明、発明品
 claim: 主張する
 flamethrower: 火炎放射器、火炎除草機

▷今日の例文は「The Sun」から
Flamethrower Car

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主格の関係代名詞【第640回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-07-16 04:13:37 | 関係代名詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

マレーシアのコロナワクチン接種会場に、医療関係者を元気づけようと、恐竜の格好で接種に来た人がいます。
「主格の関係代名詞」について、「Now This」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 主格の関係代名詞

▷今日の例文

 例▷ What do you call a dinosaur that got a COVID-19 vaccination? A T-Vax!

 訳例▷ コロナのワクチンを接種した恐竜をなんと呼びますか? T-ワックスです。



▷解説

 2つの文を一つにする時によく使われるのが「関係代名詞」です。

 どの部分をつなぐ役割をしているかによって、関係代名詞は3種類に分かれます。

 ・主格:関係詞節の主語の代わりとなる関係代名詞
 ・目的格:関係詞節の目的語の代わりとなる関係代名詞
 ・所有格:関係詞節の所有代名詞等の代わりとなる関係代名詞

 それぞれ説明すると……、

 ・主格:関係詞節の主語の代わりとなる関係代名詞
  I have a brother who is a doctor.(私には医者をやっている兄がいます。)
  この「who」は、「who is a doctor」の主語となる「主格の関係代名詞」です。

 ・目的格:関係詞節の目的語の代わりとなる関係代名詞
  This is a book which my father bought yesterday.(これは昨日父が買った本です。)
  この「which」は、「my father bought yesterday」の「bought」の目的語(book)となる「目的格の関係代名詞」です。
  なお、目的格の関係代名詞(which, that)は省略できます。

 ・所有格:関係詞節の所有代名詞等の代わりとなる関係代名詞
  I have a brother whose office is in Shibuya.(私には渋谷にオフィスを持つ兄がいます。)

 この「whose」は、本来「his office is in Shibuya」の部分の「his」の代わりの関係代名詞です。

 「今日の例文」の中の「that got a COVID-19 vaccination」の「that」は、「a dinosaur」を言い換えたもので、後半部分の主語となる「主格の関係代名詞」です。
 人間ではないので指しているので「who」ではなく「that」を使っています。

▷その他の単語

 call: 呼ぶ
 dinosaur: 恐竜
 vaccination: ワクチンの予防接種

▷今日の例文は「Now This」から
タイトル:Man Dresses Up in Dinosaur Costume to Get COVID-19 Vaccine



「in which」の使い方【第616回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-06-22 04:34:40 | 関係代名詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

※クモが苦手な方はご注意ください。

オーストラリアで地域がクモの巣に覆われる現象が起きました。
「「in which」の使い方」について、「CNN International」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 「in which」の使い方

▷今日の例文

 例▷ The Australian region of Gippsland has encountered a phenomenon known as ballooning, in which spiders move to higher ground after heavy rains and flooding.

 訳例▷ Gippslandというオーストラリアの地域が「バルーミング」として知られる現象に遭遇しました。その現象の中ではクモたちが激しい雨や洪水の後に高い場所に移動します。

▷実際のニュース映像はこちら

▷解説
 
 関係代名詞「which」は、前置詞と組み合わせて使われる場合があります。
 
 まず復習です。
 関係代名詞は2つの文を一つの文にする働きがあると考えることができます。
 「今日の例文」は、「in which」という「前置詞と組み合わされた関係代名詞」によって一つの文になっていますが、これを2つの文にしてみます。
 
 ①The Australian region of Gippsland has encountered a phenomenon known as ballooning.

 ②Spiders move to higher ground after heavy rains and flooding in the phenomenon.

 この②の文の「phenomenon」を「which」にして「in」と一緒に2つの文の間にもってくるわけです。
       
▷その他の単語

 region: 地域
 Gippsland: ギプスランド ※オーストラリア・ビクトリア州の田舎地域のことである。メルボルン東部から、ニューサウスウェールズ州境、南はバス海峡迄の地域に位置する。地名はニューサウスウェールズ州総督、ジョージ・ギプスに因んで名付けられた。引用:Wikipedia 
 encounter: 出会う、遭遇する
 phenomenon: 現象
 ballooning: バルーニング ※小さいクモなどが自分の糸を「吹き流し」のようにして風に乗り、新天地を求めて空を飛ぶこと。風・気流だけでなく静電気の力を利用して浮上する、という説もある。引用:英辞郎 
 spider: クモ
 move to higher ground: 高台へ移動する
 heavy rain: 大雨、豪雨
 flooding: 洪水

▷今日の例文は「CNN International」から
タイトル:The Australian region of Gippsland has encountered a phenomenon known as ballooning, in which spiders move to higher ground after heavy rains and flooding.