goo blog サービス終了のお知らせ 

「英文法さかさ勉強法」アドバンテージ・メディア英語教室のブログ

英語ニュース記事で英文法のポイント等を解説。旧「50歳からの英語練習帳」。講師61歳。40歳から英語やり直し。

「what」を使ったwh名詞節【第415回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2020-12-03 06:27:27 | 関係代名詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

日本各地で巨大な火の玉が見られました。
今日は、「「what」を使ったwh名詞節」について、「NHK WORLD News」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 「what」を使ったwh名詞節

▷今日の例文

 例▷ People across wide areas of Japan were treated to a spectacular light show in the early hours of Sunday, thanks to what is believed to be a meteor.

 訳例▷ 日本の広い地域の人々が、日曜日の早朝、壮観な光のショーにもてなされました。隕石と思われているもののおかげです。



▷解説
 
 「who」「when」「where」「what」「why」「which」「how」などを普通の文の頭につけて名詞節にしたものを「wh名詞節」と呼んでいます。
 このうち、「what」はやや特別で、「先行詞を含む関係代名詞」として説明されることもあります。

  例▷ what he said(彼が言ったこと)
  例▷ what I'm thinking(私が思っていること)
  例▷ what was destroyed by George(ジョージに壊された物)

   というような使い方です。

 「今日の例文」では、「what is believed to be a meteor」という「what」を使った「wh名詞節」が使われています。
 意味は「隕石と考えられている物」です。これは全体で名詞として扱えますので、「thanks to(〜のおかげで)」の後に名詞として続いています。
     
▷その他の単語

 across wide areas of Japan: 日本の広い地域のあちこちで
 treat A to B:  AをBでもてなす
 spectacular: 壮観な、目を見張る(ほどの)、見せ物の(ような)
 thanks to: 〜のおかげで
 meteor: 隕石、流星
  
▷今日の例文は「NHK WORLD News」から
 タイトル:Goodness gracious great ball of fire


目的格の関係代名詞の省略【第412回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2020-11-30 05:23:02 | 関係代名詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

クマがぬいぐるみを選んでいます。
今日は、「目的格の関係代名詞の省略」について、「Animal Life」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 目的格の関係代名詞の省略

▷今日の例文

 例▷ Bear chooses the stuffie he wants.

 訳例▷ クマが自分の欲しいぬいぐるみを選びます。



▷解説
 
 関係代名詞の目的格はよく省略されます。
 
 「今日の例文」では、「stuffie」と「he」の間に入るべき「which」または「that」が省略されています。

 元に戻すと「the stuffie which(that)he wants」で「彼が欲しいぬいぐるみ」という意味です。

 ちなみにニュースタイトルのため「bear」につくべき冠詞「A」が省略されています。
  
▷その他の単語

 bear: クマ 
 choose: 〜を選ぶ
 stuffie: ぬいぐるみ ※他にも、「plush toy」「plushie」「soft toy〈英〉」などがあります。
 
▷今日の例文は「Animal Life」から
 タイトル:Bear chooses the stuffie he wants


関係代名詞の非制限用法【第395回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2020-11-13 06:14:04 | 関係代名詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

人に危害を与えるクマを追い払うために、日本でロボット狼が設置されています。
今日は、「関係代名詞の非制限用法」について、「Now This」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 関係代名詞の非制限用法

▷今日の例文

 例▷ The town of Takikawa, Japan, has installed robot wolves to scare away bears, which have become an increased nuisance and danger to humans nearby.

 訳例▷ 日本の滝川市(北海道)がクマをおびえさせて離れさせるために、ロボット狼を設置しました。クマはますます近隣の人々へのやっかいで危険なものになっています。



▷解説

 関係代名詞には「制限用法」と「非制限用法」があります。
 
 【制限用法】
 I have a car which I bought last year.(私は去年買った車を一台持っている。)

 【非制限用法】
 I have a car, which I bought last year.(私は車を一台持っている。それは去年買いました。)

 上のように制限用法では「,(カンマ)」が入らず、非制限用法では入ります。
 上の場合、非制限用法では持っている車は一台です。そしてそれを買ったのは去年です。
 ところが制限用法の方は、「去年買った車」を一台持っているということで、まだ他にも車を持っている可能性があります。

 修飾する名詞を限定するのが「制限用法」で、単に説明を付け加えるのが「非制限用法」です。

 「今日の例文」の場合は、「非制限用法」が使われています。
 ここではクマについて説明が追加で書かれています。
     
▷その他の単語
 
 install: 〜を設置する
 robot: ロボット
 wolves: 狼 ※wolfの複数形
 scare away: (おびえさせて)〈人・動物〉を立ちのかせる、離れさせる
 increased: 〖名詞の前で〗増加[増大]した、増えた
 nuisance: 迷惑な人[物、事]、やっかいな事
 nearby: 近くの
  【nearbyの語法のポイント】
    彼は近くの公園で遊んでいた.
    × He was playing in the near park.
    ○ He was playing in the nearby park.
    ※nearは「近くの〈場所〉」という意味では名詞の前で使えない。
     
▷今日の例文は「Now This」から
 タイトル:Japan Town Installs Robot Wolves


目的格の関係代名詞【第247回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2020-06-18 05:01:21 | 関係代名詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!
裸眼では見られない部分を撮影できる、高性能な細長いカメラ・レンズがあります。

今日は、「目的格の関係代名詞」について、「Now This」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

  目的格の関係代名詞

▷今日の例文

 例▷ This extra long camera lens captures images the naked eye can't see.

 訳例▷ この特別な細長いカメラレンズは、裸眼ではとらえられない画像を撮影できます。



▷解説

 2つの文を一つにする時によく使われるのが「関係代名詞」です。

 どの部分をつなぐ役割をしているかによって、関係代名詞は3種類に分かれます。

 ・主格:関係詞節の主語の代わりとなる関係代名詞
 ・目的格:関係詞節の目的語の代わりとなる関係代名詞
 ・所有格:関係詞節の所有代名詞等の代わりとなる関係代名詞

 ・主格:関係詞節の主語の代わりとなる関係代名詞
  This is my father, who is a doctor.(こちらは私の父です。彼は医者です。)
  この「who」は、「who is a doctor」の主語となる「主格の関係代名詞」です。

 ・目的格:関係詞節の目的語の代わりとなる関係代名詞
  This is a book which my father bought yesterday.(これは昨日父が買った本です。)
  この「which」は、「my father bought yesterday」の「bought」の目的語(book)となる「目的格の関係代名詞」です。
  なお、目的格の関係代名詞(which, that)は省略できます。

 ・所有格:関係詞節の所有代名詞等の代わりとなる関係代名詞
  This is my father, whose office is in Shibuya.(こちらは私の父です。彼のオフィスは渋谷にあります。)
この「whose」は、本来「his office is in Shibuya」の部分の「his」の代わりの関係代名詞です。

 「今日の例文」の中の「images the naked eye can't see」の部分は、「images」と「the」の間に入っている「目的格の関係代名詞 whichかthat」が省略されています。
    
▷その他の単語

 extra: 特別の、格別の
 capture: とらえる、記録する *〔とらえにくいものを〕永続的な形に変える、形あるものに記録する
 naked eye: 肉眼、裸眼
     
▷今日の例文は「Now This」から
 タイトル:This Is A Very Long Macro Lens

【youtubeにもあります!】
毎日更新しているこの「ニュース英語から英文法を学ぶ」ブログを動画にして、youtubeにアップしています。よろしかったらご覧になっていただき、さらにさらにもしよろしかったらチャンネル登録していただけると幸いです。



前置詞が残る関係代名詞節【第182回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2020-04-14 07:01:10 | 関係代名詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

ペンギンのウエリントンが、お散歩にでかけました。

今日は、「前置詞が残る関係代名詞節」について、「Shedd Aquarium」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 前置詞が残る関係代名詞節

▷今日の例文

 例▷ Early spring in Chicago is around the same temperature many rockhoppers thrive in.

 訳例▷ シカゴの初春は、多くのイワトビペンギンが元気に活動する気温と大体同じなのです。
 


▷解説

 関係代名詞は、主として二つの文をつなぐ時に使われます。
 その際に、二つの文の共通する部分が、関係代名詞に置き換えられます。
 関係代名詞には主格、所有格、目的格がありますが、このうち目的格は動詞の目的語だけでなく、前置詞の目的語でも使われます。
 「今日の例文」の場合は、

 「Early spring in Chicago is around the same temperature」と
 「many rockhoppers thrive in the same temperature」
 の2つの文の中で、「the same temperature」という、2つの目の文では、前置詞の目的語になっている部分が共通することばです。

 この2つの文を目的格の関係代名詞で結ぶと、
 
 Early spring in Chicago is around the same temperature (which又はthat) many rockhoppers thrive in.

 となります。
 最後に「in」が残ることに注意しましょう。
   
▷その他の単語

 rockhopper: イワトビペンギン

▷今日の例文は「Shedd Aquarium」から
 タイトル:Hopping into the weekend the Wellington way!