ヴァンスの「終末期の赤い地球」と似ているようで似ていない、
W・H・ホジスンの「ナイトランド」(月刊ペン社)。
地球が闇に沈む遥かな未来、
人類はピラミッドに集まってかろうじて生き延びていた、
-永井豪「デビルマン」の最後の方に出てくる人類希望の塔みたいなもんですね-
の話なんですが。
一人称で延々と続く上下2冊。上巻の途中で挫折、
すっとばして下巻の解説を読んだらば、
解説を書いている訳者(荒俣宏)も「訳者にとっても翻訳は苦痛以外のなにもでもなかった」。
解説によると、C・S・ルイスやラヴクラフトでさえ、文体については酷評していたらしいです。
そうですよね! ちょっと安心しましたよ。
とはいえ短編で「マタンゴ」の原作となった「夜の声」は面白かった。
「異次元を覗く家」も本棚にありました、これ。
たしか読んだような記憶があるけれど、楢喜八の絵が合わなくて読むのが苦痛でしたねえ。
W・H・ホジスンの「ナイトランド」(月刊ペン社)。
地球が闇に沈む遥かな未来、
人類はピラミッドに集まってかろうじて生き延びていた、
-永井豪「デビルマン」の最後の方に出てくる人類希望の塔みたいなもんですね-
の話なんですが。
一人称で延々と続く上下2冊。上巻の途中で挫折、
すっとばして下巻の解説を読んだらば、
解説を書いている訳者(荒俣宏)も「訳者にとっても翻訳は苦痛以外のなにもでもなかった」。
解説によると、C・S・ルイスやラヴクラフトでさえ、文体については酷評していたらしいです。
そうですよね! ちょっと安心しましたよ。
とはいえ短編で「マタンゴ」の原作となった「夜の声」は面白かった。
「異次元を覗く家」も本棚にありました、これ。
たしか読んだような記憶があるけれど、楢喜八の絵が合わなくて読むのが苦痛でしたねえ。
「ナイトランド」は、テーマや内容はともかく、
文章がいまの時代に合わなくなっている感じです。
じゃ昔なら良かったのかというと、
当時でも既に古くなっていたのでしょう。
「異次元を覗く家」は、
表紙が違うと別作品のように思えます。
このイラストレーター(たち?)は、
90年代にSFマガジンの挿絵や、
ファンタジイ系の表紙に使われていましたね。
「夜の声」も現行本は装丁が違うんですか。
そんなヒドいとは知りませんでした。
異次元を覗く家、新装版あります。
加藤洋之&後藤啓介
挿絵も差し替えの模様。
http://coldsleeper.up.seesaa.net/novels/wihoho.jpg