「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
「電波女と青春男」
奇しくも両作品ともに、引きこもりがテーマで主役を入野自由がやっています。
どちらかと聞かれれば、岡田麿里が脚本を書いている「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」に1票。
いや100票入れます!
よくある設定と展開ですが、なぜか泣けます。
で「あの日見た~」ですが、仲良しサークルのうち一人の少女が事故で死に、
高校 . . . 本文を読む
「二鳥君はわたしにとってずっと特別な男の子だった。けれど、声変わりが始まっている。やっぱり普通の男の子」
「特別な男の子だよ。それはあなたも●●君も●●さんも、わたしもみな特別」
「そういうの力入っていてかっこ悪い。でも高槻さんらしい」
二鳥君をめぐる2人の女の子(千葉さおり&高槻よしの)の会話が一番のキモかな。
少年が男になってゆく自分を直視しなければならない間、
少女たちは自分たちの . . . 本文を読む
地上波「放浪息子」の最終回を地震やなにやらで録りそこね、
4週遅れぐらいのBS放送を観ました。
もう1クールほど観たかったのですが、物足りないぐらいがちょうどいいのかも。
主人公の二鳥君は、女の子になりたいと思う中一の男の子。
モデルをやっているお姉ちゃんの服を時々着たりする。
仲の良い友達にはそんな性癖はなんとなく知られているけれど、
それでも学校にはそんな性癖を隠して登校しています。
. . . 本文を読む
かなえてよ!
SF小説ならば、
ゼラズニイ「ロードマークス」
ベイリー「時間帝国の崩壊」
ディレーニイ「エンパイア・スター」
ブリッシュ「宇宙都市シリーズ」
アンダースン「タウゼロ」
クラーク「2001年宇宙の旅」
かと思えば、
手塚治虫「火の鳥 未来編」
「イデオン」~「エヴァンゲリヲン」(エヴァはイデオンへのオマージュだと思う)
といった作品につらなる傑作「SF」アニメですね。
おみそれ . . . 本文を読む
Dororonえん魔くんメ~ラめらOP 「魂メラめら一兆℃!」
「Dororonえん魔くん メ~ラめら」
いやー、面白かったですね~。舞台設定が昭和40年代(?)になっているためか、
作品のテイストも昔のアニメそのまんま、というところにオジサンは感涙です。
そのうえ永井豪キャラがオリジナルに近いところもいいですね。
アヴァンタイトルで「ドロロンえん魔くん!」と言っていたのは、
まさか滝口順 . . . 本文を読む
右田昌万 著『円谷英二の言葉』は、文春文庫書き下ろしで、円谷英二の語った一言173本を、
説明つきでそれぞれ約1ページにまとめています。
なんだか相田みつをの一日一言みたいですね。
その中で一番好きな言葉は
115番「この光線には力がこもっていない」
円谷特撮の魅力の一つはお家芸の光学処理だと思います。
で、ゴジラの放射能、キングギドラの無重力光線、科学特捜隊のスーパーガンなど、
どれも「それらし . . . 本文を読む
GOSICK-ゴシック
原作が桜庭一樹で、脚本が岡田麿里。
有名なミステリから数多くネタを仕込んでますね。
探偵役のヴィクトリカがかわいいから、そのあたりは目をつぶって。
★★★★
魔法少女まどか☆マギカ
主人公が魔法少女にはならない「魔法少女もの」で、
とことんダークで暗い話だと思っていたら、
なんと8話で量子論SFになってました。
魔女のデザインが秀逸というか、悪夢感ばっちりです。 . . . 本文を読む
飛鳥新社から発行されている「ユーロマンガ」というムックの5号が今月出ました。
ユーロマンガ=BD(バンドデシネ【ヨーロッパコミック】)専門雑誌でありつつ、
半年に1回というロースペースの刊行にもかかわらず、5号まできたのは欣快ですね。
ずっと買ってますから、がんばってね。
連載されている作品については、人それぞれの好みがあるのでアレなんですが、
超現実的でシュールな「天空のビバンドム」より、
普 . . . 本文を読む
「宇宙犬作戦」
http://www.tv-tokyo.co.jp/uchu-inu/
という宇宙SFコメディが放映されています。
期待してなかった分、いい意味で裏切られていませんね。
しかし日本じゃギャグもまじめでないと、放映できないんですかねえ。
中身よりもアンドロイド役のシンケンピンク(高梨臨)だけが楽しみです。
NHKでは1998年から1年ほど、英国のSFコメディ「宇宙船レッド . . . 本文を読む
夕方からテレビ愛知で放映されている「ヒーローマン」は、
原作スタン・リー、製作ボンズというアニメです。
※裏焼きですけどね。
ストーリーは、もう正統ヒーローもの、正統侵略もの、正統青春もの、
「正統」が3つも4つもつくぐらいの真っ向ストレートなお話です。
絵もハイクォリティ。
細かい設定も楽しくて、主人公ジョーイの祖母はどうやらロックおたくで、
レコードを聞く場面ではきっちりアトランティッ . . . 本文を読む
ミステリ的な視点でみると、ラス前5回の驚天動地の展開にいたるまで、
巧妙に伏線が張られていたことに気づきます。
たとえば、
第一幕の冒頭で丈瑠登場の場面、
ジイの彦馬が「こちらにおわすは、志葉家十八代当主~」と名乗りをあげると
「長い」と丈瑠が制します。
これで視聴者は丈瑠が当主だと思いこむのですが、
じつはそれがミスディレクションで、
この場面の本当の意味は名乗りを嫌う丈瑠ということだったん . . . 本文を読む
ロボット(?)のシンケンオーのコックピットの背景は、
金屏風が1枚立っているのだけのすごくシンプルなものです。
あまりの潔さにびっくりしました。
それに代表されるように、セットや小物がややチープなのは、
勝手な推測ですが、東映の倉庫にあるものを再利用していたからではないでしょうか?
不況のおり製作費が最初から削られていたのか、
また再利用したことで制作費を圧縮したのか、
観ている側にはどうでも . . . 本文を読む
円谷(英二)特撮至上主義者だったわたしは、東映の初期特撮ものがビンボ臭くて大嫌いでした。
「仮面ライダー」「イナズマン」「変身忍者嵐」「ゴレンジャー」などなど
(例外的に「赤影」「キカイダー」「ロボット刑事K」は良かったですね)。
戦隊シリーズは一種のギャグとして時おり観ていたていどで、
お子様向けのプログラムTVシリーズだと半分馬鹿にしていました。
ところが!
この「シンケンジャー」にはやら . . . 本文を読む
日曜日の早朝に放映している「仮面ライダーW」は、
『探偵物語』と『デスノート』を足して3で割ったような設定が楽しいですね。
1エピソードが前編後編の2回に分かれていて、それぞれが問題編と解決編にあたるというわけです。
謎といったって子ども向け番組ですから、
「誰がドーパント(怪人)なのか」という、たわいのないものです。
でも、ときどき「意外な人物」な怪人だと分かり、ヒザをたたくことも。
怪人の . . . 本文を読む
ケロロ軍曹 1月23日放映の「モア さよならペコポン であります」
ケロロ軍曹がモアちゃんの悩みを解決したとき、自慢気にこのコスプレで登場。
誰の真似なのか?としばらく考えていたのですが、
もじゃもじゃの天パー頭に鼻の下のチョビひげ&人生相談
↓
漫画家の故加藤芳郎さん! ですね。
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