奇妙な夢

今朝は妙な夢を見た。
とても厳粛な夢。
睡眠から徐々に覚めてもまだなお目を閉じたまま
体を横にした状態で、耳だけ澄ます。
となりではおっとちゃんの静かな寝息。
窓からは鳥たちのさえずり。
自身の体の存在をじっと感じながら、
今日も生きていることを実感する。
そして、年老いたははちゃんも生きている。
同じ年の東京のお父さんも、お父さんよりちょっと若いお母さんも元気だ。
家族がみんな健在。そんなことただじっと布団の中で思いながら
大切に今日も過ごしていこうと。
一緒に現世を生きていることに感謝して、
一緒に時を過ごせるこの時間を大切に使おう。

けれど改めて何をするわけでもなく、笑顔でおはようと声をかけよう。

そんなことを朝の誓いのように自身に語りかけ、
おっとちゃんのまだ寝ている横をベッドからそっと抜けだして、
雨上がりの庭に出て朝もやの中、今日も植物たちの手入れをする。

カエルさん、おはよう。



ホームセンターで数年前、輸入バラの苗を買いました。
「スクールガール」という品種で印刷された写真を見て選びました。
なのに咲いてみたら全く違った花でした。
すごくがっかりして、イメージの仕立て方に合わない気がして
あまりなじめませんでした。
けれどお手入れをするうち、今ではすっかりお気に入り。
ひらひらふわふわ感が朱色がっかった赤にとてもマッチしています。
未だ品種は不明です。