悔しい思いを糧に

　　なかなか英語も伸びなくて、ここ一ヶ月くらい、このまま続けていいものなのか？そもそも自分は何がしたいんだ？このまま不安定なままで、年をとっていくだけなんじゃないのか？そんな疑問に駆られて、地味に日本に帰って働こうか？なんて考えてたりもしていた。そう、現実から逃げようとしていた。とにかく、ちっとも見えない将来が不安で不安でたまらなかった。

　先日、胸のうちを母に泣きながら話すと、母は帰国を反対した。当然だ。日本に帰っても、私には何もない。そりゃあ、人よりかは英語ができるかもしれない。けど、だから？ってなる。新卒でもないし、結局は、断念して帰国したわけなんだから、すべて中途半端になる。就職だって、こんな中途半端な自分に、やりたい仕事がすぐに見つかるとも思えない。

　何か、自分の将来につながる、大きなものを得て帰って来いと母は言う。母は今の私の時代が羨ましいという。母の時代、大学を出たら、就職してお嫁に行くというのが女性の道だったという。今の時代のように、大学卒業しても、私のように就職せずに留学している人はたくさんいる。結婚後、留学という人だっている。母は『私は洋裁とか料理が得意だけども、結局、この能力は社会には何も役立ってないでしょ。チャンスだって無い。貴方にはチャンスがあるんだよ。せっかくのチャンスを中途半端にしないで、最後まで頑張りなさい』と言ってくれた。

　ごもっともです。私の初めての弱気の感情に、母も驚いた様子だった。あれだけ情熱を抱えて飛び出た私だったからこそ、余計だと思う。父からも、『石の上にも3年だ』つまり、辛抱も大事だ。という言葉をもらった。最後まで頑張ろうって思った。

　そしてそして、『よし、やってやるぞ！！』って気合が入った矢先・・・

　今日、また落ち込んでしまった。以前受けた、とある試験の結果が出たのだ。結果は最悪。自分がハワイに来た当初くらいの点数だった。大きく下がっていた。勉強しているわりには、全く伸びていなかった。悔しくて、悲しくて、一人、図書館で泣いた。

この現状は本当に厳しい。けど、自分が選んだ道。もう弱気になってはいけない。みんなだって応援してくれてる。

　今は厳しい現状だけど、乗り越えよう。そして耐えるんだ。乗り越えたらきっと何かがある。そう信じてます。