2017年7月28日(金) オフの日

2017-07-28 23:04:03 | 日記
今日はオフ。

暑さも一服して、そこそこ過ごしやすい気候。
まだまだ夏は続くけど、このくらいの気候で一服できると有難い。

最近の日本の夏は熱帯地方みたいなものなんだから、
ビジネスマンが背広にネクタイなんて止めた方がいいと思う。
常々そう思ってきた。
夏はアロハシャツでビジネスやればいいじゃん!
なかなかそうも行かないのかな?


☆ ☆ ☆

40代半ばくらいからぼつぼつと世界史の本を読むようになった。

「思索する人間にとっては、これまでに経過した世界史全部に対して、あらゆる偉大なものに対して精神を開放しておくことが、いっそうたかい精神的幸福のための、あまり確実でない諸条件のひとつである」 (ブルクハルト)

「歴史学は万人の精神的備品の望ましい部分である」 (バートランド・ラッセル)

確かに歴史の本に触れていると精神安定剤的な役割を果たしてくれていると感じることしばしば。
人間、年とってくると概してそういう感じになるのかな。

大学時代に読んだサマセット・モームの小説『人間の絆』の中の一節も実に含蓄に富んでいる。

「ある東方の王様の話。王様は人類の歴史が知りたいといって賢者に500巻の書物を運ばせた。だが王様は多忙だったので賢者に要約してくれといった。20年後要約が終わって50巻になったがそれを読むには歳をとりすぎていたのでさらに縮めてくれと言った。また20年後賢者が今度は一冊にして持っていくと王は死の淵にあって読むことなどとてもかなわなかった。だから、賢者は人間の歩みを一行にまとめて王に伝えた。「人は生まれ、苦しみ、そして死ぬ。人生に意味などなく、人は生きることで何らかの目的を達成することはない。生まれようと生まれまいと大した意味はないし、生きようが死を迎えようが意味はない。」」

ここから有名な「ペルシャ絨毯の哲学」が導かれるわけだけれど、
それについてはできれば今後このブログでも触れる機会を設けるとして、
とにかく自分の場合は学生時代に世界史をあまり真面目に勉強しなかったので、
基本的知識に欠けているきらいがある。
(日本史は大学受験で選択したので色々頭に詰め込んだカスが今でも多少残っている)

そこで最近は大学受験用の世界史の参考書を
ちびりちびりと読むことを日課としている。
東方の王様みたいに年をとり過ぎて手遅れになる前に・・・。

具体的にはこんな本。




『詳説世界史論述問題集』
山川出版社





『一読でわかる世界史B講義 2 前近代史 欧米編』
(著)寺師貴憲
駿台文庫








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