2017年10月18日(水) オフの日

2017-10-18 23:10:19 | 日記
今日はオフ。

午前中に健康診断があって、施設に行った。自転車で。
相変わらず血圧がやや高め。
でも2回目が128/88だからまだギリギリセーフかな。

昨日の朝、救急搬送で病院に同行して入居者の死に付き添ったということで、
今日はまだなんとも精神的にすっきりしないものがあったけれど、
最近急に仕事で病院に付き添うことが多くなって、
それはそれで色々と気付きにつながることが多いように思う。

救急搬送されると、家族の人に病院に駆けつけてもらうことになるけれど、
家族の人と接するというのは介護にとって結構重要なことなのではないかという気がする。
考えてみれば、老人ホームにとって顧客というのは入居者自身はもちろんそうだけど、
どちらかというと家族の方が重要なのではないだろうか?

家族の意向と介護内容がうまくマッチングできているのかどうか・・・。
それはやはり大いに気にする必要があると思う。

例えば、夜間巡視の問題。
自分が働いている施設では、全入居者に対して夜間5回の巡視をすることになっているが、
一律5回というのはやや過剰なような気がする。

仮に自分の母親を施設に入居させるとしたら、
かなり神経質で不眠症の傾向が強いということもあり、
5回の巡視なんてとんでもない、安眠妨害になってしまい、強く拒絶すると思う。
夕食後にお茶を振る舞った後は朝まで静かにしておいてほしい。
自律度が高いうちはそれで十分。

その代わりに、夜間突然変調をきたして朝方になるまで発見されなかったとしても、
それはそれで仕方がない。施設に責任は問わない。
それでも一人暮らしで死後3~4日放置されることになるよりははるかにマシだろう。
そういうリスクを抱えている人が今どんなに多いことか・・・。

このように家族の意向というのは様々で、
必ずしも一律にする必要はないのではないかという疑問がある。
必要のない入居者の巡視は減らして、必要な入居者の巡視は強化する。
そういうふうにアクセントをつけた方がいいのではないか?
その方が夜勤者もやりやすいのでは・・・。

今日はそんなことをつらつらと考えてしまった。


☆ ☆ ☆

これは朝日新聞10月16日に掲載された慶應義塾大学出版会の書籍広告。
なかなかタイムリーな広告だと思った。

特に以前このブログでも紹介した書籍『暴政』のコピーが秀逸。

1932年のドイツ国会選挙で国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)に投票した多くのドイツ人は、それが最後の自由で公正な選挙になるとは思っていなかった・・・。

まさに4日後に行われる衆議院選挙を意識したコピーではないか!?
もっともすでに日本の国政選挙は「公正」なものではなくなっているけどね。