出光美術館で先週土曜日から開催の
『唐三彩』に行って来ました。
出光美術館って、結構、良い展覧会するんですよねぇ。
見逃してしまいましたが、今回の展覧会の直前に行われていた
『六古窯』と言うのも、中々よさげでした。
さて、今回の『唐三彩』ですが、
20世紀初頭の中国で鉄道敷設工事中に偶然発見されて、
その存在が知られるようになった、唐時代の、
緑釉・褐釉・白釉(透明釉)、あるいは、藍釉を用いた、
色彩豊かな陶器。
そう言えば、唐三彩とは意識していませんでしたが、
これまでも、緑と褐色に彩られていた陶器を、
博物館とか、美術館で見た事があるような気もします。
上記の通り、基本は、緑・褐色・白なんですが、
《三彩貼花文壺》と言う壺は、藍色も加わって、
何とも、モダンな色合いとデザインの壺でした。
良い感じです。
あと面白かったのは、実際には関係ないかも?と
言われてもいるようですが、
唐衰退の時期から発展してきた契丹族の国・遼や、
ペルシア辺りでも、雰囲気の似た陶器が作られていた事。
それぞれ、遼三彩、ペルシア三彩とも言われるようです。
確かに、似てるっちゃぁ、似ています。
ただ、ペルシアは、実際には、ペルシア独自の
物では無いかとも言われている様ですけどね。
唐三彩の影響は、当然の如く日本にもあって、
長与三彩とも言われる長与焼と言うものもあったようです。
いやぁ、空いていて、ゆっくりと見ることが出来て、
中々良かったです。
落ち着きました。
名称 | 唐三彩 ―シルクロードの至宝 |
---|---|
会期 | 2019年6月22日(土)~8月25日(日) |
会場 | 出光美術館 |
当日観覧料 | 一般1000円、大学・高校生700円、中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要) ※7月20日(土)~31(水)は「学生無料ウィーク」 |
開館時間 | 10:00~17:00(毎週金曜日は10:00~19:00) ※入館は閉館の30分前まで |
休館日 | 月曜(7月15日、8月12日は開館) ※ただし月曜日が祝日および振替休日の場合は開館 |