
とっても弱いけど自力で呼吸してる。
心臓だって動いてる。
気のせいかもしれないけど、
私たちが呼びかけたら涙を流してくれたもの

そう、今のお父さんは生きてる!

今日返された父の服。
救急隊員の人が心臓マッサージをするのに切ったとのこと。
お父さん、苦しい思いをさせてごめんね

今日のCT検査の結果は、やはり低酸素脳症との診断でした。
脳の細胞が死んでしまっているのでもう意識が戻ることはなく、
一番いい回復だとしても植物状態で命をつなぐことになります。
とのこと。
覚悟はしていたけれど、
いざそう宣言されると涙がとめどなくあふれてきます。
「無理な延命治療はしないで下さい」
1年間の間に入院はこれが5回目。
それぞれの病院で延命治療について家族の意思を聞かれました。
初めの病院では、そんな状態なのか? 戸惑いと切なさで言葉に詰まりすぐに答えを出すことができませんでした。
でも、認知がどんどん進みながらも80歳を迎えることのできた今回は、妹と2人穏やかにそう答えることができました。
お父さん、それでいいよね?

1月に食事に行った時の写真。
ゆうかとまさとの写真。
それぞれをお父さんから見える位置に置いたよ

山梨からおばさんたちがみんなで会いに来てくれたの分かった?
写真も一杯撮ってるよ。
お父さんの生きている証を2人の記憶に一生懸命残しているからね。
お父さん、
お父さんの寿命を私たち静かに見守っているからね。