先日、自分史セミナーに参加してきました。
「あの日 あのとき あの人と」
楽しかったこと 嬉しかったこと
果てしなく長く思えた日
少しだけ頑張った自分がいて・・・
やっとできた逆上がり、初めて乗った自転車
父がいて、母がいて、そして仲間がいた
楽しくて、誇らしくて、ほんのり苦い
そんな貴方の大切な思い出を
思い出すままノートに綴りましょう!
こんな書き出しで始まる
幸せの「自分史ノート」
タイトルにあるように、
それはまず
思い出探し から始まりました。
正直、子供時代のことはあまり思い出したくありませんでした。
結婚してから私の幸せは始まった
そんな親不孝なことを言ってしまう自分を
「だってホントなんだから仕方ないじゃない
」
と肯定しながらも
心の片隅では父母に申し訳なく思っていました。
こんなことを書くと 「どれだけ不幸な子供時代だったんだ?」
と思われそうですが(笑)
母がいた時はいつも賑やかな家で
お祭りにはたくさんの料理が並びたくさんの人が我が家に集い
お誕生日やクリスマスにはお友達を招いてパーティーを開いてもらい
プレゼントも好きなものを買ってもらい
家のご飯は美味しく
困ったことがあればいつも父母が手を差し伸べてくれました。
母がいなくなってからも父の頑張りにより
テレビで見るような寂しい思いはしませんでした。
自営業だった父は仕事もそこそこに私たちの世話をしてくれ
学校から帰ると蒸かしたお芋や茹でたトウモロコシ
焼きたてのホットケーキの手作りおやつがテーブルにありました。
夕ご飯だって買ってきたお惣菜ではなく
手作りの煮物や、父が漬けた白菜づけ、お鍋一杯に煮たお豆
そうそう鶏肉と小玉ねぎの煮たのは父の得意料理だったな
たくさんのおかずが食卓に並んでいました。
こう書き連ねてみれば幸せだったとも言える子供時代。
ただ、それを上回るいろんな出来事があり
いつしか私の中では封印したい過去に変わっていました。
そんな思いの中講座が始まり
「まずは
年表を作りましょう。
誕生・入学・就職・結婚・・・と節目となる項目を書き出します。」
えー そんな~
思い出したくない出来事を書き出してあらわにするなんて・・・
あまり筆が進まずなんとか時間をやり過ごす私
「次は思い出探しをしましょう。
父のこと・母のこと・子供時代・なりたかったもの・夢中になってやった事・伝えたい事
これらの項目について思いつくキーワードをどんどん書き出してください。」
えー そんな~
封印してたものがあふれ出ちゃうじゃない・・・
まずは父のことか・・・
「優しかった」
あれ?今私書いてるこの言葉って・・・
あんなにいっぱいケンカして、
結婚を「まだ早い」と大反対する父に
「娘の幸せをどこまで邪魔すれば気が済むのよ!!!!!!!!!!!!」
子を持った今思うととんでもない大暴言まで吐き
もう親子の縁を切ってやる
とまで思った私が、
父のことを思い浮かべた時
一番最初に出てきた言葉が
「優しかった」 とは(笑)
その先は書きながら涙がこぼれだしてきて・・・
あんなこと、こんなこと、そんなこと。
父のこと、母のこと、子供時代、あれやこれや
辛いこと悲しいこと、いっぱいあったけど、
こうして思い返してみると楽しいこと、うれしいことも一杯あった。
私が忘れてただけなんだ。
講座の最後に先生がおっしゃった言葉
なかには思い出したくないこともあるかもしれません。
でも書き出す作業で空気が入るんですね。
空気が入ると思いは軽くなるんですよ。
先生、ホントです!
私の中のわだかまりが少しずつ溶けていくのを今感じてます!
今このタイミングでこういう機会が与えられたのも
偶然ではなく必然だったのではないかと思えました。
講座のまとめは自分史にタイトルをつけること。
私のタイトルは
『私の人生事件簿(笑)』
(笑)ってところがポイントで
今までいろいろな事件が次から次へと起こり
ホントに嫌になる位 次から次へと起こり
でも 「もうダメだー 墜落する~
」
と思いながらもギリギリのところで必ずどこかから救いの手が差し伸べられ
なんとかなってきた私の人生。
思い返せば事件慣れしてるせいか
ものすごい事件でもいつも妹と二人笑いながら頑張ってきたと思うんです。
だからこの先どんなことが起きたとしても何とかなる!
笑っていれば必ず物事はいい方向に進んでいく!!
そんな思いを込めてタイトルを付けました。
最後に
私の人生 を言葉に書き記したのは以下のもの。
自分でも笑っちゃう内容でした
「私の人生」
父といがみあいながらも、思い出すのは優しかった父の姿。
たち切りたいと思いながらも私の人生に大きく影響している父。
父を抜きにして語れません。
まだ笑って思い出すには時が浅すぎて
今日は涙で振り返りました。